NHK名古屋でスーパーハイビジョンを見てきました。
↑置いてあった2種類のパンフレットです。表紙は朝ドラ「あさが来た」で話題になったディーンフジオカです。
2016年8月からBSを使った4K・8K試験放送が始まってます!
でも家庭では見れません!
じゃあどこで見るか?
NHKでしょ!(まだ通用しますよね?)
林先生は名古屋出身なので、勝手にプッシュしてます(笑)
4K・8K試験放送は、全国のNHKなどで視聴できます。
というわけで、名古屋の繁華街、栄にあるNHK名古屋に行って、4K・8K試験放送を見てきた様子を簡単にレポートします。
4K・8K試験放送とは?
2016年8月から開始された4K映像と8K映像の放送です。
BSを使って試験電波を放送しています。
電波は飛んでいるため、アンテナとチューナーさえあれば家庭でも視聴できる理屈なんですが、肝心のチューナーは現在開発中です。
家庭向けのBS4K・8K試験放送用のチューナーなどは2018年ごろに市販が予定されているという噂です。
現状は、放送局による試験という意味合いが強いです。
つまり、現在、試験放送を視聴するためには、NHKなどの放送局へ行く必要があります。
NHKじゃそれをスーパーハイビジョンと呼ぶんだぜ
NHKでは4K・8Kのことをスーパーハイビジョン(Super Hi-Vision)と呼んでいます。
NHKが目指しているスーパーハイビジョンは映像の美しさだけでなく、音響面の強化も考えられています。
つまり、視聴環境全体の提案になっているわけです。
スーパーハイビジョンのポイントは3つ
- 高精細(4K・8K)
- 高音質(22.2マルチチャンネルなど)
- 広色域+高コントラスト(HDRなど)
画質について
4K・8Kといった高解像度と、広色域+高コントラスト(HDR)については、以前のメ~テレの展示レポートがわかりやすいと思うので、そちらを参照してください。
4K・8K・HDRをわかりやすく説明していたメ~テレの展示をレポート
音質について
4K放送時は5.1チャンネル。
8K放送時の音響システムは22.2マルチチャンネル(!!)となっています。
5.1chはドルビーのロゴなど見たことある方も多いと思いますが、22.2chって。
上に9ch、中層に10ch、下層に3ch、重低音0.2chで合計22.2chです。
いったいどこにこんな家があるんだろうと書いてて思います(笑)
ライブやコンサート、映画をとことん楽しみたいときは音響用のヘッドセットを付けたりするようになるんでしょうか??
「5.1ch?まだそんな環境でテレビ観てんの?」
こういった腹立たしいコメントも数年後には聞かれるようになるかもしれません(笑)
NHKが目指すもの
NHKがスーパーハイビジョンで実現しようとしている上記のスペックは、テレビ放送のひとつの完成形といっても過言ではありません。
それくらいハイスペックな内容です。
8Kという解像度も家庭向けに必要なスペックの上限と考えられています。
簡単にいうと、8Kより上の解像度の映像を放送することはないから、8Kを研究しようということですね。
事実、NHKがスーパーハイビジョンの次に考えているのは「空間像再生型立体テレビ(インテグラル方式)」という従来の映像とは次元が違うものになります。
インテグラル立体テレビ | NHK技研公開2016
映像の次元は違うのですが、8K放送を行うためのインフラやノウハウ、技術の延長線上に空間像再生型立体テレビがあります。
ちなみに空間像再生型立体テレビは2030年ごろの実用化が目標のようです。
試験放送の番組表
試験放送にも番組表があります。
NHK放送局のスーパーハイビジョン展示コーナーでも確認できますし、NHKのスーパーハイビジョンのページでPDFファイルなどで確認することもできます。
4K放送と8K放送など種類があるので注意
8K放送や22.2chを体感してみたいという場合は、番組表を確認してからいった方が良いです。
というのも、番組や時間帯によって、8K放送だったり、4K放送だったり、HDRじゃなかったり、4K+ステレオだったりするからです。
「8K、22.2マルチチャンネル、HDR」放送は数が少ないので、番組表を確認して、狙って行かないとなかなか視聴できないです。
ガウディとサグラダファミリアの番組の一部をみました
たまたま栄に行ったときに気づいて寄ってみたので、十分な時間滞在できたわけではないのですが、NHK名古屋1Fにあるスーパーハイビジョンの展示コーナーで8K放送を視聴することができました。
子供向けの展示のような雰囲気の中で異彩を放っている、スピーカーに囲まれた大型テレビがあるコーナーがそれです(笑)
画面は1枚の液晶でした(記憶が正しければ)。
かなり大きなサイズだったのですが、視聴距離はだいたい1.5mくらいに設定されていていました。
液晶から1.5mくらいのところめがけて24個(たぶん)のスピーカーがついています。
視聴した番組は「ガウディが見た夢 ~サグラダ・ファミリア教会~」というサグラダ・ファミリアと建築家のガウディについての番組でした。
8K放送で22.2chでの放送だったのですが、音が必要な番組ではなかったので、残念ながら音響の迫力を感じる事があまり出来ませんでした・・・。
ナレーションが妙にサラウンドしてもおかしいですしね(笑)
クラシックのコンサートやきゃりーぱみゅぱみゅのライブなどを狙って行ったほうが音の迫力を実感できるでしょうね。
画質面では、8Kということで大画面なのに高精細感はかなりあります!一見の価値あり!
個人的に残念だったのは、タイミングが合わずHDR版の番組が見れなかったことですね。
NHK名古屋放送局の場所
NHK名古屋放送局の行き方はオアシス21を栄駅と反対側に進むのがわかりやすいと思います。
NHK 名古屋放送局|名古屋局情報|放送体験スタジオ「わくわく」
さらさらサラダの公開収録スタジオがあるところです(どれくらいの人に伝わるんだろうか(笑))
放送スケジュール
毎週火曜~日曜日
午前10:00~午後5:00
スーパーハイビジョン試験放送の受信公開スケジュール
↑詳しくはこちらを確認してください。
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