4K放送とHEVCという規格について
今回の話は、ブラビアに関していえば、2014年モデル(X8500Bシリーズなど)以前のモデルを購入された方に向けた話です。
新しく普及しそうな動画の規格に、HEVCという規格があります。
MPEG-2やMPEG-4などと同じようなものです。
HEVCは、今までの動画圧縮形式よりも圧縮率などが優秀です。
つまり、より小さいデータサイズでやり取りできるということです。
4Kコンテンツはデータ量が大きい
インターネット上で、動画をやり取りする場合、動画はデータ量が大きいので、圧縮した状態でやりとりされることが普通です。
4Kは、2Kの画素数の約4倍なので、4K映像のデータは従来の動画よりもデータ量が大きくなります。
そこで、4Kの動画ファイルは、新しい動画圧縮形式「HEVC」で圧縮されるというのが有力です。
HEVCをみることが出来る??出来ない??
圧縮された動画を再生するためには、デコーダーという暗号のようなものが必要です。
ちなみに、圧縮するのに使うのはエンコーダーと言います。
HEVCのエンコーダーで圧縮された動画はHEVCのデコーダーがないと解読できません。
ブラビアの場合、2014年モデルの4Kブラビア(X8500Bなど)は、「HEVC」のデコーダーが液晶テレビ本体に内蔵されています。
しかし、2012年と2013年モデルの4Kブラビア(X8500Aなど)は、「HEVC」デコーダーは本体に内蔵されていません。
つまり、現状ではHEVC形式の動画を閲覧することができないわけです。
追記
HEVCデコーダーが搭載されていない機種をお持ちの場合でも、HEVCデコーダーが搭載されている4Kメディアプレーヤーがあれば、4K放送を見ることができます。
ソニーからはFMP-X7という4Kメディアプレーヤーがあります。
HEVCの使用が想定される場面
今後、IPTV(ひかりTVなど)が4Kコンテンツを配信することになった場合、HEVC形式で配信されることが濃厚です。
そうなった場合、HEVCが内蔵されていないテレビでは、HEVCの映像コンテンツを視聴することができません。
HEVCの対応予定
ソニーのサポートに聞いてみたところ、2014年以前のモデル(X9200Aなど)は本体の対応予定はないそうです。
ただ、4K放送を受信するためのチューナーが今後発売される予定ですが、そのチューナーにHEVCのデコーダーが内蔵される予定なので、X8500Aシリーズなどの2013年モデルを購入された方でも、HEVC形式の動画を楽しむことができるようです。
追記
HEVCデコーダーが搭載された機器が発売されました。
ブラビアと、この「FMP-X7」を接続すると、4K放送が視聴可能です。
本体がHEVCに対応しているブラビアは2014年モデル4Kブラビアの比較で紹介しています。
ソニーのサポートページに、対応表が掲載されています。
4K対応ブラビアはHDCPバージョン2.2に対応していますか?
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2015/04/18