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ブラビアのLEDバックライトの違いについて

ブラビアのカタログや製品情報ページに「LEDバックライト搭載」や「エッジ型!」、「直下型!」なんていう風に書いてありますが、具体的にどう違うのか説明できる人は、少ないかもしれません。

というわけで、LEDバックライトの違いについて紹介したいと思います。

ブラビアに搭載されているバックライトの種類

ブラビアのカタログに書いてあるバックライトの種類は、性能順に以下の3種類です。

  • 直下型LED部分駆動
  • エッジ型LED部分駆動
  • LEDバックライト

個人的にはカタログの書き方が悪いと思うのですが、「LEDバックライト」も実はエッジ型LEDなんです(ただし部分駆動ではない)。

つまり、前半部分(エッジ型か直下型)と後半部分(部分駆動かそうでないか)にわけて理解する必要があります。

まずは、前半部分の「エッジ型」と「直下型」の違いを解説します。

エッジ型LED

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エッジライト方式と言ったり、導光板方式という風に呼ばれることもあります。

導光板という言葉が出てきましたが、この部品がエッジ型では大事です。

導光板はその名のとおり、光を好きな方向へ反射させることができます。

また鏡のような単純な反射ではなく、面から均一に光が出るようにできます。

バックライトの光源の位置

液晶は、後ろから光を当てることで色を表現したりしています。

では液晶パネルを照らすのに、光源はどこにあるでしょうか?

普通に考えれば、液晶パネルのすぐ後ろに光源があると思ってしまいますが、エッジ型の場合、光源は液晶パネルの側面(エッジ)にあるんです。

側面から画面中央に向かって光を出し、導光板を使って液晶パネルの方向へ光の進路を変えることで、液晶パネルを照らしているわけです。

エッジ型のメリット

エッジ型の良いところは、側面に光源を配置できるので、本体を薄くできる点です。

また、LEDの個数が少なく済むので、コストと消費電力が少なくなります。

パソコンやスマホなど様々な薄型液晶に使われています。

あとで説明する部分駆動は、導光板単位で行われていると思います。

直下型LED

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直下型LEDとは、液晶パネルのすぐ後ろにLED光源を配置する方法です。

わかりやすいですね!(笑)

直下型の場合、液晶画面の面積に応じて必要なLEDの個数が増えます。

その分コストと消費電力が多くなります。

また、エッジ型と比べて、LEDライトを液晶パネルの後ろに配置しなければいけない分、本体は厚くなります。

スマホで直下型LEDを搭載するとかなり厚くなると思いますが、液晶テレビの厚さで考えれば、壁掛けを考えないのであれば、そこまで大きな違いはないです。

壁掛けを検討されている場合は、やはりなるだけ薄型のモデルが良いです。
2016年春モデル4Kブラビア最高画質。X9300Dシリーズレビュー!
穴をあけない?自分で?テレビを壁掛けする方法をまとめました。

直下型のメリット

直下型のメリット、それはもちろん高画質(高コントラスト)の実現です。

LEDライトを細かく制御できるので、同じ画面でも、明るいところはON。暗いところはOFFにすることで、明暗差(コントラスト)をはっきりさせることができます。

コントラストをしっかり表現できると、色合いにも良い影響があります。

具体的には、「黒浮き」を抑制できます。

「黒浮き」とは「黒」が「黒」として表示されず、白っぽい黒になることを言います。

グレーではなく、明るい黒といったイメージです。

色は黒を基準に決められているため、黒がずれてしまうと、そのほかの色の正確な再現が困難になります。

エッジ型よりLEDが多い直下型は制御できるLEDの数も多いので、「黒浮き」を防ぎやすいということです。

部分駆動について

ブラビアの部分駆動とは、映像の「黒」の部分のLEDをオフにする機能です。

直下型のメリットのところで書きましたが、液晶テレビが高画質な映像をうつすためには、「黒浮き」を防ぐ必要があります。

映像の「黒」の部分に強く光が当たると「黒浮き」になりやすいです。

「黒浮き」を防ぐために、映像によってバックライトを調整し、暗い部分はバックライトを弱めるまたは当てないように制御しているわけです。

まとめ

直下型LED部分駆動

LEDを液晶パネルのすぐ後ろに配置し、かつ映像に応じて個々の(おそらく)LEDを制御する機能がついたバックライト。
細かな制御ができるので、映像の明暗をはっきりだせる。

ブラビアで直下型が搭載されているのは、X9400Cシリーズしかありません。
フラッグシップモデルといえるX9400Cシリーズに搭載されているだけあって、コントラストがしっかりでます。

フラッグシップモデル!4KブラビアX9400Cシリーズの特徴とレビュー

エッジ型LED部分駆動

LEDを液晶パネルの側面に配置し、かつ映像に応じて導光板の大きさの範囲ごとに(おそらく)明るさを制御する機能がついたバックライト。
直下型には劣る(Slim Backlight Drive搭載機種を除く)ものの、コントラストに威力を発揮する。

「エッジ型LED部分駆動」は、以下のハイエンドモデルに搭載されています。

エッジ型LED部分駆動が搭載されているブラビアの紹介ページ

X9300Dシリーズは、エッジ型でありながら直下型並みの細やかな部分駆動を実現した「Slim Backlight Drive」を搭載しています。
画質に関してはかなりオススメです。

LEDバックライト

LEDを液晶パネルの側面に配置したバックライト。部分駆動はしない。

部分駆動しないため、コントラスト面の表現では上2つと比べて劣ります。

まとめ

  • 部分駆動(ローカルディミング)するかしないか
  • エッジ型(テレビの端にLED配置)か直下型(液晶パネルの後ろにLED配置)か

この2点に注意すれば、ブラビアに限らず液晶テレビのLEDバックライトを区別して簡単な比較ができます。

最近は、HDRという新しい規格が登場しつつありますが、HDR映像をしっかりと再現するには、HDR信号に対応しているだけでなく、コントラスト機能が重要になってきます。
HDR映像を楽しみたい場合は、部分駆動の機種を選びましょう。

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      2016/06/28

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