Android搭載ブラビアW870Cシリーズのレビュー
2015年春モデルブラビアのW870Cシリーズの紹介です。
W870Cシリーズは、Android OSを搭載したフルハイビジョン液晶テレビです。
フルハイビジョンのモデルでAndroidが搭載されているブラビアは、W870Cシリーズだけとなります。
高画質機能
ブラビア独自の高画質エンジン
ソニーの高画質エンジン「X-Reality PRO」を搭載しています。
X-Reality PROはアルゴリズム処理の最適化や超解像技術により高画質を実現するソニー独自の機能です。
テレビへの入力信号をX-Reality Proが分析し、データベースと照合して、地デジ放送、BS/CS放送からネット動画、ゲーム、撮影した動画など、さまざまな映像が高精細化されます。
特に、W870Cシリーズでは、無線LANをつなげばYoutubeを視聴することができるので、少し荒めのネット動画も、綺麗な動画として視聴できます。
ネット動画を見ると画質が良くなっているのが実感しやすいです。
広色域を実現するトリルミナスディスプレイ
トリルミナスディスプレイが搭載されているW870Cシリーズは通常のテレビよりも色域が広くなっています。
色域、つまり使える色が従来よりも多くなったことで、表現力豊かな映像を再現しています。
画質に関しては、色域の広さや、コントラストに関する技術に注目して、テレビを検討するのが良いと思います。
速い動きの映像にも対応する技術
液晶テレビの映像は静止画の連続でできており、パラパラ漫画と同じ原理で表示されています。
通常は1秒に60コマです。
W870Cシリーズでは、60コマの映像を補完する画像を新規に生成することで、1秒に120コマにします。
1秒間に120コマの映像によって、スポーツ番組などでも従来よりもなめらかな動きを実現しています。
これが「倍速機能」です。
加えて、モーションフローXR240というバックライトのオンオフを制御する機能との組み合わせで、1秒間に240コマ相当を実現しています。
モーションフローXR240は、バックライトのオンオフによって、1コマの体感を2倍にする機能です。
倍速機能と合わせて、通常の4倍のコマ数ということになります。
倍速機能とモーションフローにより、スポーツなどの速い動きはもちろん、アニメなど、もともとコマ数の少ない映像にも威力を発揮します。
高音質を実現する技術
画質がフルHD→4Kにアップコンバートされたように、通常の放送の音などをCD以上の48kHz/24bitにアップコンバートする機能がW870Cシリーズには備わっています。
それが、DSEEという機能です。
このDSEEで音質がアップコンバートされ、X-Reality Proの効果で画質が良くなります。
他にも、ソニーの高級オーディオ機器の技術を生かした「Clear Phaseテクノロジー」を採用しています。
振幅特性を平均化したため、自然でクリアな音が聞こえます!
バスレフ型スピーカー
バスレフ型スピーカーは、ヘルツホルム共鳴という原理で音を増幅しています(ビンに口を近づけて息を吹くと「ボー」っと鳴るアレです)。
一般的に低音域に強いスピーカーになります。
なじみやすいデザイン
W870Cシリーズは、X8500CシリーズやW800Bシリーズなどと同じデザインになっています。
スタンドは輪のようになっていて、一つながりになっています。
また、本体フレームの幅(ベゼル)がかなり狭くなっているので、極端に言えば、映像が浮いているような印象を受けます。
壁に映像が映し出されているような感じです。
フレームの幅の狭さはW870Cシリーズの特徴だと言えますね。
少し前のテレビよりもフレームがかなり狭くなっているので、買い替えたときに、インチ数を上げても本体の大きさは変わらなかったりすることがあります。
Android搭載
今までは、メニュー画面などはソニー独自のソフトで構築されていましたが、2015年春モデルから、Androidをベースにした機種が登場しました。
↑写真は、X9400Cシリーズです。
Androidが搭載されたことで、Android TVに対応したアプリをインストールすることができるのと、スマホ、タブレットとの連携機能が強化されました。
まだ、Android TV向けのアプリの数は、スマホ向けなどと比べると少ないですが、将来的に増えていくことが想定されます。
Androidと聞いて、扱いづらくなったんじゃないかと感じる方もいるかもしれませんが、テレビを視聴するのは今までと同じような操作で大丈夫です。
付属のタッチパッドリモコンの音声検索を使えば、Youtubeで動画を検索して視聴するのも簡単です。
音声検索ができるタッチパッドリモコン
リモコンは、通常のリモコンと、タッチパッドリモコンの2種類が付属しています。
前のモデルと違うのは、タッチパッドリモコンにマイクが内蔵され、Androidの機能で音声検索ができるようになったことです。
音声検索というと、うまく認識してくれない印象を持っている方もいるかもしれませんが、自分が試したところ、かなりの精度で正確に言葉を選んでくれました。
「きゃりーぱみゅぱみゅ」はもちろん、朝青龍の本名「ドルゴルスレンダグワドルジ」も聞き取ってくれました!(笑)
文字入力の手間はかなり省けそうです。
ディスプレイサイズとラインナップ
W870Cシリーズは、43インチと50インチの2種類が用意されています。
43V型 KJ-43W870C
外形寸法(cm)
幅×高さ×奥行[スタンド含む]:96.2x56.5x5.9[96.2x60.2x18.9]
50V型 KJ-50W870C
外形寸法(cm)
幅×高さ×奥行[スタンド含む]:111.6x65.4x5.9[111.6x69.1x20.2]
W870Cシリーズをオススメする理由!
新たにAndroid OSを搭載したW870Cシリーズ。
Youtubeやニコニコ動画などを大画面で視聴することができます。
Android OSが搭載されたことで、音声検索が使えるようになり、Youtubeなどの動画を探すのが簡単になりました。
また、黒を基調としたブラビアW870Cシリーズのデザインが、お部屋をしっかり締めてくれます。
フレーム幅が狭く、とてもスマートです。
2014年モデルとの大きな違いは、やはりAndroid OSが搭載されていることです!
Android OSが搭載されていることで、Youtubeなどとの連携が今までよりも簡単になりました。
スマートフォンなどで見ているYoutubeの動画をW870Cシリーズですぐに視聴できるGoogle Castが便利です。
ただ、Androidと聞くと、なんだか難しくなったような印象を受ける方もいるかもしれませんが、テレビを視聴するといった基本的な部分の操作は今までとほぼ変わらないですし、付属のタッチパッドリモコンについたマイクを使うことで、音声検索が使えます。
リモコンで文字を打つのは大変でしたが、かなり精度の良い音声検索機能によって、簡単に扱えるようになったと思います。
お子さんがどんな動画を見ているのか気になるお母様も多いと思いますが、W870Cシリーズをリビングに置いておいて、Youtubeやニコニコ動画をスマホではなくW870Cシリーズで視聴するような決まりにすれば、お子さんがどんな動画を見ているのか確認できるので安心ですし、スマホの小さい画面ではなく43インチまたは50インチの大画面で視聴するので、スマホで動画を視聴するよりも目に優しいです。
W870Cシリーズは、ファミリーまたはYoutubeやニコニコ動画をよく使う方にオススメです。
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KJ-43W870C
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ソニーストア価格:149880円+税~ 価格が変わっている可能性があります。 現在の正確な価格はソニーストアで ご確認ください。 |
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KJ-50W870C
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W870Cシリーズを検討しているならX8500Cシリーズもオススメです!
W870Cシリーズと比べて画質面を強化した上位機種にX8500Cシリーズがあります。
X8500CシリーズはW870Cシリーズをそのまま4Kテレビにしたような機種です。
4K高画質プロセッサー「X1」が搭載されているのが大きいです。
W870Cシリーズの購入を検討されているなら、一緒に検討してみてください!
4Kチューナー内蔵ブラビアX8500Cシリーズのレビュー
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2015/08/01