SONYブラビア55インチのラインナップを比較!(2014年秋ver)
ソニーのブラビアでも、売れ筋の55型タイプの比較です。
ラインナップはプレミアム4KのKD-55X9200BとKD-55X8500B、プレミアムフルHDタイプのKDL-55W920Aの3機種となっています。
追記
2015年2月28日にKDL-55W950Bが発売されます。
W950Bシリーズが発表される前に書いた記事なので、W950Bは比較されていません。
W950Bについては、以下の記事を参考にしてください。
2015年2月28日発売予定「KDL-55W950B」の概要(W900Bシリーズとの違い)
ではどのように違うのか比較していきましょう!
ラインナップ別比較表
3機種の大きな違いはKD-55X9200BとKD-55X8500Bは解像度が4Kで、KDL-55W920AはフルHDである事です。
4Kにするのか、8Kの登場の可能性を考えて、フルHDにするのかで意見が分かれるところだと思います。
個人的には、8Kテレビ(おそらく最低でも80インチ)が登場しても、置く場所がないと思うので、4Kテレビを購入するのが良いとは思っています。
参考記事
高画質機能の機能比較
超解像機能
超解像エンジンはKD-55X9200B とKD-55X8500Bは4K X-Reality PROでKDL-55W920AはX-Reality PROである点が違います。
4K X-Reality PROは、さまざまな映像を4K映像に変換する機能が加わっています。
ディスプレイの色域
広色域再現は3機種ともにトリルミナスディスプレイ対応です。
トリルミナスディスプレイが搭載されているテレビは、従来のテレビよりも、色域が広いです。
解像度以外にテレビを選ぶ重要なポイントは、色域の広さとコントラストになります。
参考記事
高輝度技術
高輝度技術である「X-tended Dynamic Range」がKD-55X9200Bのみに搭載されています。
バックライトの電力を明るい部分にのみ2倍集中させ、最高輝度上げる技術です。
輝度があがることで、明るい部分と暗い部分のコントラストが強くなります。
なので、LEDバックライトが部分駆動でないと、あまり意味のない技術です。
もちろん、KD-55X9200Bのバックライトは、部分駆動(エッジ型)です。
バックライトはKD-55X9200BとKDL-55W920Aがエッジ型LED部分駆動でKD-55X8500BはLEDバックライトとなっています。
エッジ型LED部分駆動が搭載されていると、LEDをブロック単位に分けて発光をコントロールしてくれるので、明暗のバランスやコントラストがはっきりします。
バックライトでは部分駆動のKD-55X9200BとKDL-55W920Aに軍配が上がりますね。
参考記事
高画質パネルはKD-55X9200Bはオプティコントラストパネルが搭載されており、KDL-55W920Aにはクリアブラックパネル搭載となっています。
双方ともに外光が当たる事で画面が白っぽく見える「白ぼやけ」を最小限に抑えて、リアルな黒を表現できるディスプレイです。
LED部分駆動同様、KD-55X8500Bには、特別なディスプレイはありません。
ちょっとコラム
「白ぼやけ」と「リアルな黒」に大きな影響するのがコントラストです。
オプティコントラストパネルの言葉の意味を考えると、オプティは「optimize(最適化)」からきているので、「コントラスト最適化パネル」です。
クリアブラックパネルは、「くっきりした黒のパネル」とでも解釈できると思います。
コントラストが画質に大きく影響するのがなんとなくわかっていただけたと思います。
倍速パネルなど
倍速液晶はKD-55X9200B とKD-55X8500BモーションフローXR240が搭載。
KDL-55W920AにはモーションフローXR960が搭載されています。
モーションフローXR240は映像の表示時間を4倍速(1秒間に240コマ)で、モーションフローXR960は16倍速(1秒間に960コマ)となっており、KDL-55W920Aがスポーツ番組やモータースポーツなどのスピード感がある番組を見るには適しているといえます。
高音質機能の比較
スピーカーはKD-55X9200BとKD-55X8500Bには「CLearAudio+」搭載されており、KDL-55W920Aには搭載されていません。
「ClearAudio+」は音声信号処理を最適化する機能です。
テレビから出てくる音がどんな音か判断して、その音に合わせた音の出し方に調整する機能です。
例えば、音楽番組なら音楽用の音の出し方、スポーツ観戦ならスポーツ観戦用の音を出すイコライザー機能です。
スピーカー
スピーカーはKD-55X9200Bが磁性流体スピーカー、KD-55X8500Bがバスレフ型スピーカー、KDL-55W920Aにはロングダクトスピーカーが使用されています。
「磁性流体スピーカー」は業界で初めてテレビに搭載された画期的なスピーカーです。
ダンパーレス(磁性流体で代用)の磁性流体サスペンションを使用して余計な2次音圧の発生をなくし、中高域で伸びのあるサウンドを聞かせてくれます。
「バスレフボックススピーカー」は豊かな低音の出力を可能にしており、人の声なども聞きとりやすいです。
「ロングダクトスピーカー」はダクトを長くする事で増幅させた中低域の豊かな音を聞く事が出来ます。
スピーカーで比較すると「磁性流体スピーカー」を搭載したKD-55X9200Bに軍配が上がりますね。
その他便利機能の比較
高速起動と番組チェック機能もKD-55X9200BとKD-55X8500Bのみに搭載されています。
高速起動は約1秒(本当に(笑))でテレビ画面を表示そして操作が出来ます。
ただ、少し制限があって、設定できるのは1日のうち6時間だけです。
初期設定では高速起動はOFFになっているので設定が必要です。
細かいところですが、オススメの機能です。
3D機能の違い
3DはKD-55X9200BとKDL-55W920Aはアクティブシャッター方式でKD-55X8500Bがパッシブ方式となっています。
3Dが見られる事に変わりないですが、下記の図のように3D画像への変換が異なります。
アクティブシャッター方式はメガネが高いですが、解像度はそのままです。
パッシブ方式は、メガネが安いですが、解像度が半分になります。
55型ラインナップのオススメは?
オススメはKD-55X9200B
ソニーのブラビア55型のラインナップでオススメなのは、KD-55X9200Bです。
4K対応で高輝度技術「X-tended Dynamic Range」と「LED部分駆動」、色域に関しても「トリルミナスディスプレイ」で広色域です。
「磁性流体スピーカー」を業界で初めてテレビに搭載した商品ということからもわかるように、サウンドにもこだわりのある機種です。
テレビだけの購入で、高画質と高音質を実現できるのは、魅力的です。
満足度の高い機種だと思います。
ご自身で比較されたい場合は、こちらの記事もどうぞ!
比較がはかどるかも!?ブラビア仕様一覧表!(並べ替え可)
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2015/03/05