2017年ブラビアの目玉は4K有機ELテレビだ!
毎年ラスベガスで開催されている国際家電見本市「CES」
各社がこぞって新製品を発表する場でもあります。
ソニーは、4K有機ELテレビのブラビア「A1Eシリーズ」を筆頭に、X9300Dシリーズの後継となるであろう「X93Eシリーズ」(日本ではX9300Eシリーズに?)などを発表しました(テレビ以外にもたくさんあります)。
Sony Japan | ニュースリリース | CES 2017 出展について
一度有機ELから撤退したソニーでしたが、業務用有機ELモニターなどで鍛え、家庭向けに戻ってきました!
昨年秋にZ9Dシリーズが登場し、今年2017年は液晶テレビでZ9Dシリーズ以上のインパクトを残す機種は難しいのではないかと思っていましたが、液晶テレビではなく有機ELテレビがきて驚きました!
ちなみにCrystal LED関係の「CLEDIS」のブラビアとか来ないかなーと勝手に予想してましたが外れました(笑)←業務用として展示してあったようです。
去年の記事ですが「CLEDIS」についてまとめてある記事です。
ソニーの新LEDディスプレイ「CLEDIS」日本初披露。新たな大画面・高画質へ - AV Watch
4K有機ELテレビのブラビア「A1Eシリーズ」
「A1Eシリーズ」は有機ELテレビなので、液晶テレビとは仕組みが違います。
有機ELと液晶テレビの違いについて
液晶と違ってバックライトが必要ない
液晶は後ろからバックライトを使って光を当てているのですが、有機ELは電気を通すと光る素材です。
つまり、有機ELは画素の素材自体が光るわけです。
一般的に、有機ELは液晶テレビに比べて黒がしっかりでます。
液晶テレビの場合は、黒の後ろのライトを切っていても、他の部分のライトの光が当たってしまうことがありました。
なので、Z9Dシリーズに搭載されているBacklight Master Driveのように、光が他の部分へ漏れない構造などが考えられてきたわけです。
実際、液晶テレビのコントラストは飛躍的に進歩しています。
一方、有機ELは素材そのものが発光するため、他の画素への影響がありません。
なので、液晶テレビと比べて有機ELテレビはコントラストや発色面で優秀といわれています。
超薄型化できる
有機ELは上で説明した仕組み上、バックライトが必要ありません。
そのため、液晶テレビと比べて、かなり薄型の製品を作る事が可能です。
液晶テレビでもソニーが本気を出すと以前販売されたX9000Cシリーズ(最薄部約5mm(!!))のような薄型テレビを作る事ができますが、
同じ超薄型の場合、有機ELのほうが画質面では上の製品を作りやすいです。
有機ELの弱点
優れた方式のひとつである有機ELテレビが現在あまり出回っていないのは、いくつか理由があります。
- コストが高い
- 大型化が難しい
- 液晶に比べて寿命が短い
少なくとも大型化という課題については、77V型、65V型、55V型がラインナップされるそうなので、クリアしています。
日本でも販売へ!――ソニーの有機ELテレビ「A1E」を見てきた - ITmedia LifeStyle
気になる価格帯と寿命面がどうなっているかですね。
また、液晶テレビと比べると、一般的に有機ELのほうが最大輝度は落ちます。
つまり、明るいところでは液晶テレビのほうが画面の調整がしやすく柔軟性も高いと言えると思います。
発売時期、価格ともに未定なので、いつまで待てば情報が出てくるのかわかりませんが、とりあえず、例年春モデルが登場してくる4,5,6月ごろに注目したいです。
アコースティックサーフェース
4K有機ELテレビのブラビア「A1Eシリーズ」は、有機ELに目がいってしまうのはもちろんですが、アコースティックサーフェスという興味深いサウンドシステムを搭載するようです。
アコースティックサーフェースとは、ディスプレイを振動させ、画面そのものから音を出す仕組みだそうです!
画面がスピーカーになるというわけです。
そのため、スピーカーがそぎ落とされたすっきりしたデザインになっています。
素人考えでは「ディスプレイを振動させて音を出すって大丈夫なのか!?」なんて思ってしまいますが、大丈夫だから発表しているわけですもんね・・・。
どうなっているのか不思議。
早く詳しい仕組みと実物を見てみたいです。
X93Eシリーズ
そのほか、ブラビアとしては、X93Eシリーズ(日本ではおそらくX9300Eシリーズとして登場)がプレスリリースで発表されました。
ソニーのプレスリリースから読み取ると、X9300Dシリーズの後継に位置付けられる機種です。
2016年春モデル4Kブラビア最高画質。X9300Dシリーズレビュー!
目新しさはないものの、Z9Dシリーズから搭載され始めた4K HDRプロセッサー「X1 Extreme」や「HDRリマスター」、X9300Dシリーズから搭載の「Slim Backlight Drive」を進化させた「Slim Backlight Drive+」が搭載され、HDR映像の表現力・対応力を着実に上げてきています。
地味ながら確実な進化を遂げている印象で、とても期待しています。
ぜひ、ゲーム好きな人にはHDR映像のゲームをソニーストアなどでぜひ体験してみて欲しいです(体験したとき、感動しました)。
HDRのオンオフを切り替えると、HDRのほうが映像の色味がリアルです。
というわけで、今年もよろしくお願いします!
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