2016年秋冬モデルブラビア「Z9Dシリーズ」が発表されました!100インチモデルは700万円(税別)だ!
2016年8月30日のお昼頃に、2016年秋冬モデルブラビアとして、Z9Dシリーズが発表されました!
Z9Dシリーズは、現行製品の一番上に位置する製品群になります。
>>2016年秋冬モデルブラビア「Z9Dシリーズ」製品情報ページ
ソニーストア VS 価格.com「KJ-75Z9D」で価格+サービス比較対決!
サイズラインナップは3種類
Z9Dシリーズのサイズラインナップは3種類になります。
- 65インチ(KJ-65Z9D)
- 75インチ(KJ-75Z9D)
- 100インチ(KJ-100Z9D)
ん?
ひゃ、100インチ!!?
ソニーも完全受注生産とはいえ、ものすごい機種を出してきましたね。
100インチの機種はテレビのサイズもですが、お値段も超ビックです。
KJ-100Z9Dの希望小売価格はなんと700万円+税!
正直、使う人を選ぶ機種となっています(笑)
自分も、生活の大部分を犠牲にすれば購入できなくはないかも・・・と考えてみましたが、うーむ(笑)
高額なフラッグシップモデルが出ると価格に目が行きがちですが、
Z9Dシリーズは現在販売されている全液晶テレビの中で、技術的には最先端に位置する機種といっても過言ではないです。
65インチと75インチの実物を見ましたが、今までとは画質が違う印象です。軽く衝撃を覚えました。
というわけで、性能面を見ていきます!
バックライトマスタードライブ搭載!
Z9Dシリーズでまず特筆すべきは、バックライトマスタードライブを搭載している点です。
映像のコントラストを向上させるために、液晶のバックライトのシステムが進化しました。
構造としては直下型LEDバックライトに分類されます。
ただ、一般的な直下型LEDバックライトシステムを進化させたもので、性能は全く違うといって良いです。
今まではある程度のエリアに分割されたLEDグループを制御していましたが、
バックライトマスタードライブでは個々のLEDを制御しているため、制御の質が全然違うのです。
2016年1月にラスベガスで試作品として発表された際のバックライトマスタードライブについてまとめた記事です。
ブラビアの次世代バックライト技術!バックライトマスタードライブ(Backlight Master Drive)について
つまりバックライトマスタードライブが搭載されていると良い事は?
つまり、バックライトマスタードライブが搭載されたことで、
映像の明るいところは明るく、暗いところは暗く表現する力、コントラストの部分が大幅に強化されました。
ここでいう大幅は「従来と比べて30%UP!」のようなポテトチップスの増量レベルの話ではないです。
Z9Dシリーズの輝度は非公開なので、正確な値はわかりませんが、もし2016年1月のラスベガスで開示された数値のままだとしたら、最大輝度は約4倍(約1000nit→約4000nit)になっています。
ちなみに、1000nitという値も、今までのハイエンドモデルで出るような値です。
ソニーの過去のモデルの輝度は非公開なのか見つけられませんでしたが、東芝のハイエンドモデルについて書かれた記事が検索でヒットしました。
音声検索が進化:1000nitの高輝度ディスプレイにHDRの実力を引き出す新エンジン、東芝の4Kレグザ「Z20X」シリーズ (1/2) - ITmedia LifeStyle
コントラストに関する表現力の向上は、画質に大きな良い影響を及ぼします。
この流れで登場するのが、HDR(ハイダイナミックレンジ)です。
HDR対応はもちろん、HDRリマスターも実現!
今までのSDRという規格よりも、映像の明暗や色域などのデータ量が多い新世代の規格になっています。
SDRを「1」とすると、HDRは「100」くらい情報に違いがあります。
HDRの映像をしっかりと表現するには、コントラストに関する高い表現能力が必要です。
HDR信号に対応していることと、HDRの映像をしっかりと表現できることは分けて考えなくてはいけません。
HDR映像の表現する力を従来と比べてもの凄いレベルで実現したのがバックライトマスタードライブなんです。
ただ、現状HDRの映像は世の中にあまり出回っていません。
ビデオオンデマンドサービスを中心に少しずつコンテンツは増えています。
Z9Dシリーズには、通常の映像(SDR)をHDRに変換するHDRリマスターという機能が追加されたことで、HDR相当にアップコンバートされた映像で楽しめます。
はやく先行展示を見たい!
新商品 発売前先行展示について | ソニーストアについて | ソニー
先行展示の情報については上記ページをご覧ください・・・ってソニーストア名古屋(涙)
→最初は65インチだけでしたが、この前行ったら、先行展示機に75インチ(KJ-75Z9D)が増えてました!(やったね!)
追記:ソニーストア名古屋の先行展示を見てきました。
8月31日にソニーストア名古屋で先行展示されているKJ-65Z9Dを見てきました!
ちなみに展示場所は、1階の奥のKJ-65X9350Dが置いてあった場所です。
休日に栄に行った勢いで確認しに行ったので、写真とかないです。すみません!
ただ、KJ-65Z9Dに表示されている映像を一目見て「全然違う」と思いました。
具体的に何が違うのかというと、やはり輝度、明るさです。
バックライトマスタードライブすごいなと。
ちなみに流れていたデモ映像は、X9300Dなどでも流していた、トランプタワーが出てくるラスベガスの夜景の映像でした。
夜景なので、当然、暗い部分が多いのですが、暗い部分の中にもしっかりと建物を確認できます。(黒つぶれしていない)
そして光り輝く建物の部分は、もう少しでまぶしさを感じるんじゃないかというレベルです。
正直に言って、コントラスト面は飛躍的に向上したように感じます。
水曜日の14時ごろでしたが、見に来ていたお客さんがほぼ途切れることなくいらっしゃっていたように思います。
試しに「100インチを置く予定はありませんか?」とソニーストアのスタイリストさんに聞きましたが、
簡単にまとめると、
「すみませんが、今のところありません。ソニーストア銀座で9月24日から先行展示うんぬん・・・」とのこと。
わかっていて聞いたこちらも悪いですが、名古屋から銀座はちょっと気軽に行けないんです(涙)
ともあれ、対応していただきありがとうございました!
ソニーストア名古屋でぜひ実機を見てみてください!オススメです!
ソニーストア名古屋への行き方
すべてを実現したのは新開発の4K高画質プロセッサー「X1 Extreme(エックスワン エクストリーム)」
2015年ごろから搭載されるようになった4K高画質プロセッサー「X1」も、進化して新しく搭載されました。
その名も「X1 Extreme(エックスワン エクストリーム)」
X1からX1 Extremeに進化し、映像の処理速度が40%向上!
処理速度が向上したおかげで、LEDを個々に制御する余裕が生まれ、バックライトマスタードライブが実現しました。
X1 ExtremeによってHDRリマスターも可能になったのです!すごい!
各機種の基本情報
型番(画面サイズ) | 『KJ-100Z9D』 (100V型) | 『KJ-75Z9D』 (75V型) | 『KJ-65Z9D』 (65V型) |
---|---|---|---|
質量:kg *標準スタンド含む設置時(フロアスタンド含む) |
144.8(132.3) | 45.1 | 35.7 |
外形寸法(幅×高さ×奥行):cm *標準スタンド除く |
225.8×130.3×9.8 | 168.4×97.3×7.8 | 146.2×84.7×7.8 |
外形寸法(幅×高さ×奥行):cm *標準スタンド含む(フロアスタンド含む) |
225.8(225.8)×139.3(171.8)×50.4(67.5) | 168.4×104.7×27.8 | 146.2×92.0×26.8 |
消費電力(待機時):W | 782(0.5) | 443(0.5) | 337(0.5) |
年間消費電力量:kWh/年 | 555(スタンダード) | 367(スタンダード) | 298(スタンダード) |
主な付属品 | 標準スタンド、フロアスタンド、音声検索機能付きリモコン、単4形乾電池(2個)、転倒防止用固定ベルト一式 | 標準スタンド、音声検索機能付きリモコン、単4形乾電池(2個)、転倒防止用固定ベルト一式 | 標準スタンド、音声検索機能付きリモコン、単4形乾電池(2個)、転倒防止用固定ベルト一式 |
対応壁掛金具 | - | SU-WL500 | SU-WL450 |
4K放送/4K配信対応 | スカパー!プレミアムサービス、「ひかりTV 4K」ビデオオンデマンド配信、4Kアクトビラ、Netflix、dTV、YouTube | スカパー!プレミアムサービス、「ひかりTV 4K」ビデオオンデマンド配信、4Kアクトビラ、Netflix、dTV、YouTube | スカパー!プレミアムサービス、「ひかりTV 4K」ビデオオンデマンド配信、4Kアクトビラ、Netflix、dTV、YouTube |
推定価格など | 7,000,000円+税別(メーカー希望小売価格) |
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ソニーストア VS 価格.com「KJ-75Z9D」で価格+サービス比較対決!
まとめ!
本当に画質にこだわりたい方は、ぜひZ9Dシリーズの発売まで待った方が良いです。
もしくは、先行展示を確認してから他のテレビを買うか考えてください。
少なくともZ9Dシリーズの発表時点では、Z9Dシリーズは液晶テレビ業界の中で最先端です。
発表時点ではラインナップと価格、バックライトマスタードライブ搭載などいろいろ衝撃を受けましたが、
実際に先行展示機を見て、また衝撃を受けました。
余談な上にソニーからすれば大きなお世話だと思いますが、来年発表できる機種はあるのか心配です(笑)
それくらいZ9Dシリーズは性能的に「出たなっ!」という機種なのです。
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2016/12/05