2色のデザインから選べる!4KブラビアX8300Dシリーズのレビュー
2016年の秋モデルブラビアが2016年8月30日に発表され、X8500Cの後継(?)、派生(?)機種としてX8300Dシリーズが登場しました。
型番的にはX8300Dシリーズは、X8500CシリーズやX8000Cシリーズの後継機種なのですが、フルハイビジョンモデルのW870Cシリーズの後継上位機種と考えたほうがわかりやすいです。
X8300Dシリーズは43インチと49インチの販売となっています。
43インチと50インチのラインナップがあるのはW870Cシリーズ(フルハイビジョンモデル)です。
55インチと65インチなら、X8500Dシリーズ(4Kテレビ)が機能的には同じくらいになります。
ソニーのミドルレンジ4KテレビX8500Dシリーズレビュー【2016春モデルブラビア】
いつものように高画質機能の紹介からです。
今回特別に撮影許可をもらって撮影しています。
X8300Dシリーズに搭載されている主な高画質機能
4Kにアップスケーリングする高画質エンジン
ソニーの高画質エンジン「X-Reality PRO」を4Kテレビ用に改良した「4K X-Reality PRO」を搭載しています。
4K X-Reality PROはアルゴリズム処理の最適化や超解像技術により高画質を実現するソニー独自の機能です。
4K X-Reality PROの注目したい点は、4K画質ではない映像も4Kにアップスケーリングする点です。
例えば、フルハイビジョン(2K)画質の映像を、超解像技術により4K映像に変換してくれるということです。
X8300Dシリーズのように、大画面になればなるほど、4Kの効果が表れます。
広色域を実現するトリルミナスディスプレイ
トリルミナスディスプレイが搭載されているX8300Dシリーズは通常のテレビよりも色域が広くなっています。
色域、つまり使える色が従来よりも多くなったことで、表現力豊かな映像を再現しています。
画質に関しては、色域の広さや、コントラストに関する技術に注目して、テレビを検討するのが良いと思います。
速い動きの映像にも対応する技術
液晶テレビの映像は静止画の連続でできており、パラパラ漫画と同じ原理で表示されています。
通常は1秒に60コマです。
X8300Dシリーズでは、60コマの映像を補完する画像を新規に生成することで、1秒に120コマにします。
1秒間に120コマの映像によって、スポーツ番組などでも従来よりもなめらかな動きを実現しています。
これが「倍速機能」です。
加えて、モーションフローXR240というバックライトのオンオフを制御する機能との組み合わせで、1秒間に240コマ相当を実現しています。
モーションフローXR240は、バックライトのオンオフによって、1コマの体感を2倍にする機能です。
倍速機能と合わせて、通常の4倍のコマ数ということになります。
倍速機能とモーションフローにより、スポーツなどの速い動きはもちろん、アニメなど、もともとコマ数の少ない映像にも威力を発揮します。
4Kチューナー内蔵
2015年モデルから4Kブラビアには4Kチューナーが内蔵されています。
現在、4K放送しているのは、スカパープレミアムサービスだけです。
スカパー4Kプレミアム放送を見るには、加入手続きをした後に送られてくるICカードを差すことで視聴できます。
【注意】2016年から始まったBS17ch4K試験放送について
4K/8K放送のロードマップでは今年(2016年)、BSにて4K放送の試験放送がはじまりました。
しかし、今までに発売された4Kブラビアと2016年秋モデルブラビアに搭載されている4KチューナーはCS放送に対応した4Kチューナーであって、BS17chの4K試験放送には対応していません。
なのでX8300Dシリーズ単体ではBSでの4K放送を視聴することができません。
BS・110度CSによる4K、8K放送を楽しむには、発売されるはずの対応チューナーなどが別途必要になります。
ただ、ソニーだけでなく、他社メーカーも現状対応しているメーカーはありません。
BS 4K実用放送が始まる2018年ごろまで、対応するチューナーは市販されない可能性が高そうです・・・(根拠は下の引用をご覧ください)。
2016年のBS17chを利用した試験放送はあくまで発信側(放送局)の試験と認識するのが良いと思います・・・。
現在受信機メーカーからも受信機の開発に取り組んでいると聞いておりますが、実際の市販となりますと、2018年の実用放送の開始される頃の受信機の市販に向けて開発に取り組んでいると聞いているところでございます。したがって、この4K・8Kの試験放送、今年から始まる試験放送の開始時点では、この方式に対応する受信機が市販されるという見込みは、現状では、関係者からお聞きする限り、低い状況にございます。
電波監理審議会(第1028回)会議資料 議事録 P28 http://www.soumu.go.jp/main_content/000405963.pdf
NETFLIXやひかりTV4Kなどで4Kコンテンツが楽しめます。
BS4Kの試験放送そして実用放送の視聴には別途チューナーが必要になるわけですが、
NETFLIXなどのVOD(ビデオオンデマンド)サービスに加入すれば、4Kコンテンツを楽しむことができます。
特に、ブラビアのリモコンにはNETFLIXボタンがついていて、すぐにNETFLIXのコンテンツにアクセスできるようになっています。
4Kコンテンツではありませんが、孤独のグルメをNETFLIXで視聴したときの記事はあります。
>>孤独のグルメを4Kテレビで見てはいけない・・・。
Netflix (ネットフリックス) - 大好きな映画やドラマを楽しもう!
高音質を実現する技術
画質がフルHD→4Kにアップコンバートされたように、通常の放送の音などをCD音源以上の48kHz/24bitにアップコンバートする機能がX8300Dシリーズには備わっています。
それが、DSEEという機能です。
このDSEEで音質がアップコンバートされ、4K X-Reality Proの効果で画質が良くなります。
Youtubeを見るとパソコンで見ていた映像とは違って見えるほどです(笑)
他にも、ソニーの高級オーディオ機器の技術を生かした「Clear Phaseテクノロジー」を採用しています。
振幅特性を平坦化することで自然でクリアな音を実現しています。
バスレフ型スピーカー
バスレフ型スピーカーは、49インチ、43インチのモデルに搭載されているスピーカーです。
ヘルツホルム共鳴という原理で音を増幅しています(ビンに口を近づけて息を吹くと「ボー」っと鳴るアレです)。
バスレフ型スピーカーは一般的に低音域に強いです。
選べるデザイン
X8300Dシリーズは、色合いのちがう2色から選ぶことができます。
ブラビアの他シリーズは、2色のラインナップが無いのでお部屋のイメージに合わせやすいシリーズです。
ブラック
ブラックはとにかくスタイリッシュさを強調しています。
フレームの側面には他のブラビアと共通する部分としてスリットが入っています。
シルバーのスリットとブラックのコラボでブラビアらしい高級感を漂わせています。
スタンドやフレームは削り出しような軽やかなイメージを持たせてくるデザインです。
ウォームシルバー
ウォームシルバーはリビング空間への繋がりをイメージしています。
真鍮(しんちゅう)を色味に加えて、調和をとったブラックには無い温かい色です。
美しい木目調のお部屋やテレビラックに合わせやすいオススメのデザインです。
Android搭載
今までは、メニュー画面などはソニー独自のソフトで構築されていましたが、2015年春モデルから、Androidをベースにした機種が登場しました。
↑写真は、X9400Cシリーズです。
Androidが搭載されたことで、Android TVに対応したアプリをインストールすることができるのと、スマホ、タブレットとの連携機能が強化されました。
まだ、Android TV向けのアプリの数は、スマホ向けなどと比べると少ないですが、将来的に増えていくことが想定されます。
音声検索ができるリモコン
音声検索機能付きを搭載した便利なリモコンです。
音声検索によって今まで、文字入力でストレスを感じる手間を省略してくれます。
1本のリモコンにすべてを集約させたことで使いやすさと省スペース化がありがたいです。
リモコンも増えてくると意外と邪魔だったりしますから。
無線LANも11acに対応
現行のブラビアはどの機種も無線LANを内蔵していますが、X8300Dシリーズは、一番通信速度が高速な11acという規格に対応した無線LANを内蔵しています。
将来、4K映像配信が普及した時に、データ量が大きい4K映像をより安定して視聴することができるわけです。
ただ、11acは比較的新しい無線規格(2013年ごろ登場)なので、家で使っている無線ルーターが対応しているかどうかは確認したほうが良いと思います。
無線規格の11acについてもっと知りたい方には、バッファローのページがわかりやすかったので、紹介しておきます。
次世代高速Wi-Fi規格「11ac」でできること | BUFFALO バッファロー
X8300Dシリーズをオススメする理由!
X8300Dシリーズは、2016年秋モデルとしてZ9DやX7000Dとともに新登場したモデルです。
プレミアム4Kとしてラインナップされて、X8500Cの後継機種に当たります。
スペック的には、X8300Dシリーズは、X8500DシリーズとX8000Cシリーズの間くらい位置します。
4K高画質プロセッサー「X1」が搭載されていないのは少し残念ですが、その分価格帯は下がっていて購入しやすくなっています。
注目は、カラーリングが2色あることです。
最近のブラビアは基本「ブラック」1色でしたが、久しぶりに「ブラック」以外の色が登場しました。
X8300Dはお部屋の雰囲気にあわせて選べる2色のデザインで発売です。
- ブラック:通常のブラビアと同じカラーです。白系統の壁紙にはこちらがオススメです。
- ウォームシルバー:秋の新色。真鍮(しんちゅう)の色味です。木目調など「木」に合わせやすい印象です。
X8300Dシリーズのサイズは49インチと43インチの2モデルのラインナップです。
正直に言えば43インチに4K解像度はリビングに置いてみるような距離感ではオーバースペックです。
比較的近い距離で視聴する寝室や趣味の部屋、一人暮らし向けの製品だと考えたほうが良いです。
リビング向けならX8300Dシリーズの49インチモデルを買うか、X8500Dシリーズなどの55インチクラスのテレビを買うのをオススメします。
OSにはひきつづき「Android」を搭載しています。
インターネットを利用したり、スマホやタブレットなどと連携したりすることで、ビデオオンデマンド配信の視聴や、スマホで見ていたYoutubeの映像をブラビアに切り替えるといったことができます。
X8300Dシリーズは、通常の地デジ放送やBSデジタル放送、BDレコーダーの映像も4K X-Reality Proによって、4K解像度に変換します。
4K X-Reality Proが映像を分析し4K解像度に変換するため、ザラザラ感が低減されます。
Youtubeの動画も高画質な映像として視聴することが出来ます。
実際、お客様のところに設定設置に行って、Youtubeのデモをすると喜んでいただけます。
Youtubeの動画の解像度は意外とフルハイビジョンなど高いものも結構あり、スマホの小さい画面で見ていた映像と本当に同じ画質の映像なのかと思うほどです!
お子さんが観ているYoutubeの映像をスマホなどの小さい画面ではなく、大きい画面で視聴させることもできますし、リビングのテレビで視聴するようにすれば、どんな映像を見ているか確認できるのも安心です。
ただ、お皿を洗っていたり、料理をしているときに、キッチンとリビングを何回も往復するって大変ですよね。
小さいお子さんでも操作しやすい音声認識がついているのがポイントです。
いちいちお父さんやお母さんが動画を選んであげる手間も省けます。
独り暮らしの方や趣味の部屋、寝室に置くテレビを探している方には、小型で置きやすい43インチモデルがオススメです。
リビングに置いて家族での視聴を想定されている方は49インチを検討されると良いと思います。
それ以上の55インチや65インチならX8500DやX9300Dがオススメです。
ソニーのミドルレンジ4KテレビX8500Dシリーズレビュー【2016春モデルブラビア】
4Kブラビア最高画質。X9300Dシリーズレビュー【2016春モデルブラビア】
ディスプレイサイズとラインナップ
X8300Dシリーズは、43インチ・49インチの2種類のディスプレイサイズです。
さらに、各インチに「ブラック」と「ウォームシルバー」の2色が用意されています。
43V型 KJ-43X8300D
ソニーストア価格:149,880円+税~ 価格が変わっている可能性があります。 現在の正確な価格はソニーストアで ご確認ください。 |
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49V型 KJ-49X8300D
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掃除もしやすい上に、小さいお子さんやペットがうっかり倒してしまう心配もありません。
一石二鳥にも一石三鳥にもなるのがテレビの壁掛けです。
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2019/02/01