高画質なテレビとは何か?について考える
高画質がどういったものなのかというのは、頭の中でなんとなくはわかっていても、言葉にするのは意外と難しいです。
しかし、高画質の定義がはっきりしていないと、テレビを購入する時などに、求めるものがブレてしまうかもしれません。
というわけで、今回は、自分が考える高画質なテレビ(みなさんそれぞれの定義があると思いますが)について書きたいと思います。
高画質だと感じる映像とは?
高画質なテレビを考える前に、高画質だと感じる映像について考えてみます。
地デジ放送と、アナログ放送(デジアナ)を見比べてみると、明らかに地デジ放送のほうが高画質だと感じると思います。
やはり、解像度や色合いなどに大きく違いがあるからだと思います。
では、なぜ解像度や色合いに違いがあると、高画質だと感じるのでしょうか?
突き詰めていくと、カメラが記録しているおおもと、つまり「本物」に近い画像が高画質だと言えると思います。
「本物」とはなにか?
例えば、グランドキャニオン(香嵐渓でも良いです)などの風景の動画の「本物」は、「グランドキャニオンそのもの」ということが言えます。
どれだけ高画質なテレビがあっても、実際にその場に行って鑑賞するよりも高画質になることはありません(綺麗に見えるように脚色することはあるかもしれませんが)。
アニメはどうなるか?
アニメは、本物もなにもないと思うかもしれません。
ただ、よーく考えると、監督が最終確認した動画が本物ということになります。
監督が「この色でいこう」と思った色とは、微妙に違う色で鑑賞しているかもしれません。
テレビにおける高画質の定義
前置きが長くなりましたが、自分が考える高画質とは「作り手が見せたい映像を忠実に再現すること」だと思います。
なぜ、カメラで写している本物に近い映像ではなく、作り手が見せたい映像なのかというと、撮影カメラの性能以上の画質をテレビに期待するのは難しいからです(実際は、ソニーの超解像エンジンなどはありますが)。
また、作り手が見せたい映像は「本物」であると言えると思うので、以上のような定義にしました。
高画質の指標となるもの
「作り手が見せたい映像を忠実に再現する」には、以下の能力が影響します。
- 解像度
- 色域(使える色の多さ)
- 適切な色を再現する能力
解像度と色域については、以下の記事を参考にしてください。
参考記事
解像度について
4Kテレビって何が違うの?4Kの魅力とは
色域について
テレビの進化は「解像度」から「色+コントラスト」へ
適切な色を再現する能力とは?
例えば、赤といっても色々な赤があります。
作り手は、トマトのような赤で表現していても、テレビ側が火のような赤で再現してしまうと、違和感が生じる可能性もあります。
バラ色の人生と、苺色の人生では受ける印象が全然違いますよね?(例えがおかしい)
基準となる色
適切な色をテレビが選ぶために基準となっている色は黒です。
黒が適切に再現されていないと、全体の色がおかしくなってしまいます。
液晶テレビは、液晶に後ろから明かり(LEDバックライトなど)をあてることで、発色しています。
ただ、黒を表現するには、明かりを当てないのが一番です。
つまり、光を当てる部分と、当てない部分を明確にしていることと光の強弱などが大事になります。
ただ、液晶の後ろにあるバックライトを細かく制御するのは意外と難しいようです。
バックライトの制御については、「ブラビアのLEDバックライトの違いについて」に、書いたので参照してください。
ソニーが「コントラスト」(対比)という言葉をつかっている部分は「適切な色を再現する能力」につながる機能だということです。
まとめ
高画質とは「作り手が見せたい映像を忠実に再現すること」。
高画質なテレビの判断基準となる要素は、以下の3つ。
- 解像度
- 色域(使える色の多さ)
- コントラスト(適切な色を再現する能力)
総合的にテレビを判断するならば、上の3つに、音や使い勝手、消費電力などを判断要素に加えることになります。
愛知・岐阜・三重でテレビの壁掛け工事やってます。
テレビの壁掛けは「空間」と「安全」への投資です。
オシャレな空間を演出し、地震にも強くなる。
掃除もしやすい上に、小さいお子さんやペットがうっかり倒してしまう心配もありません。
一石二鳥にも一石三鳥にもなるのがテレビの壁掛けです。
カトーデンキはテレビの壁掛けをオススメしています。
東海三県にお住まいの場合は、カトーデンキにぜひご相談ください!
壁掛け工事の流れや料金表、よくある質問などについては「詳細ページへ」からご覧ください。
2014/12/13