フルHDモデルの新機種。W730Eシリーズ登場!W730Cシリーズとの違いは?
1月25日、新しいホームシアターシステムと一緒に、フルHDブラビアのW730Eシリーズが発表されました。
W730Eシリーズは、スペック表を見るとパッと見では結構がっかりします。
というのも、現行のW730Cシリーズのほうがスペック上は優秀に見えるからです。
もちろん、強化された部分はあります。
W730Eシリーズで強化されたのは外付けHDDを利用した録画・再生機能です。
一番初めにW730Eシリーズのスペック表を見たときに「何書けばいいか困る機種」だと思いましたが、
よくよく考えていくと、ソニーの将来的な方針が見え隠れしているような気がしてきました。
W730Eシリーズの概要と個人的な感想を書いていきます。
とにかく機能をそぎ落としたモデルがW730Eシリーズ
W730Eシリーズは、W730Cシリーズの後継機種に当たります。
W730Cシリーズと比べると、はっきり言って、性能は落ちています(はっきり言いすぎた)。
ただ、性能が落ちているというよりも、
「機能を大胆に削った」
というほうが表現としては正しいかもしれません。
強化された機能
W730Eシリーズで強化されたのは、外付けHDDを利用した
録画・再生機能です。
BDレコーダーがないとできなかった「早見」や「オートチャプター」機能が追加されています。
早見とチャプター機能は録画した番組の消化にとても役立つ機能です。
大胆に削られた機能
削られた機能としては、大きくわけて以下の3つです。
- 音関連
- ネットワーク関連
- 端子類
実際、商品情報ページを見くらべても、W730Cシリーズのほうが情報量が多いです。
音関連
音関連でいけば、前モデルのW730Cシリーズを含め、最近のブラビアにはほぼすべての機種に搭載されていた
- Clear Phase(クリアフェーズ)テクノロジー
- S-Master(エス・マスター)デジタルアンプ
- S-Force(エス・フォース)フロントサラウンド
上の3つの機能がW730Eシリーズでは非搭載になりました。
また、W730Eシリーズはバスレフ型スピーカーではなくなりました。
W730Cシリーズ 特長 : 高音質 | 液晶テレビ BRAVIA ブラビア | ソニー
上記機能の説明はW730Cシリーズの商品ページにあります。
ネットワーク関連
ブラウザをはじめ、ワンタッチミラーリングやスクリーンミラーリングに非対応です。
無線LANは内蔵していますが、動画サービスはYoutubeとNETFLIXのみの対応です。
端子類
W730Eシリーズ | W730Cシリーズ | |
HDMI入力端子 | 2 | 4 |
ビデオ入力端子 | 1 | 1 |
USB端子 | 1 | 2 |
コンポーネント端子/D端子 | - | D端子 |
光デジタル音声出力端子 | - | 1 |
LAN端子 | 1 | 1 |
上の表を見れば、一目瞭然。
端子類がリストラクチャリングされているのがわかります。
なぜそぎ落とされているのか?
W730Eシリーズはあんまりだなと思うのは早合点かもしれません。
W730Eシリーズについて考えると、今後のソニーの方針が浮かび上がってきます(ソニーが言っているわけではなく想像です)。
W730Eシリーズを本体だけで見ると、大幅に機能が削減されていますが、ホームシアターシステムの使用を前提とした場合、合理化されているととらえることができます。
つまり「映像と音を役割分担させる」という設計思想にもとづいているのではないかと感じました。
ホームシアターシステムを使うなら、極端な話、テレビには音質に関する機能は必要ありません(テレビのスピーカーは使わないため)。
その分機能を削減して、コストカットをしているのではないかと思います。
録画再生機能だけ強化されていることと、前モデルにあたるW730Cシリーズがまだ販売されていること、ホームシアターシステムと同時発表されたことから、ホームシアターシステムと一緒に使うことを想定している機種なのではないかと考えています。
一緒に使うのにオススメのホームシアターシステム
台座タイプ
W730Eシリーズならテレビの下に置いて使うタイプのホームシアターシステムがすっきり使えてオススメです。
サウンドバータイプ
テレビ前のスペースに少し余裕があるならサウンドバータイプも良いと思います。
HT-CT380を使えば、接続可能なHDMI機器の数を増やすことができます
副次的な効果ですが、HT-CT380をW730Eシリーズにつなげると、W730Eシリーズに接続できるHDMI機器が増えます。
W730EシリーズはHDMI端子が2つと他のブラビアと比べて少ないです。
HDMIを利用して接続する機器はPS4、BDレコーダー、サウンドバーなどありますが、通常2個までしか接続できない事になります。
ただ、HT-CT380はHDMI入力が3つあるため、HT-CT380を経由してHDMI機器を接続することができるわけです。
つまり、HT-CT380を使うと、W730Eシリーズに接続できるHDMI機器数はHT-CT380を含めて5つになります。
新製品のコンパクトタイプ
W730Eシリーズと同時に発表されたのがHT-MT500です。
従来のホームシアターシステムと比べてかなりコンパクトになっていて、場所をとりません。
サウンドバー部分は従来のものと比べて約半分の50cm。
さらにサブウーファーもあるのですが、横にすればソファーの下に隠すことができるくらいの大きさです。
>>ソニーストア「HT-MT500」製品情報ページ
W730EシリーズとHT-MT300は一緒に使えないので注意!
W730EシリーズとHT-MT300が一緒に使えるとピッタリな印象がありますが、残念ながら使えません。
というのも、HT-MT300は簡単に接続できるが売りの一つで「光デジタルケーブル1本」でテレビとの配線が完了する構造になっているのですが、W730Eシリーズには光デジタルケーブルの端子がありません。
HT-MT300にはHDMI端子はなく、光デジタルケーブルでの接続のみなので、W730Eシリーズにつなげようがないわけです。
ご注意ください!
W730EシリーズとW730Cシリーズの住み分け
ホームシアターシステムを使うならW730Eシリーズ。
テレビ本体だけで使用する場合はW730Cシリーズという具合に住み分けされると思うわけですが、
現状はW730Cシリーズのほうが価格が安いため、BDレコーダーを使っている方(録画・再生機能が必要ない方)は、W730Cシリーズのほうがオススメかなと思います。
ここまで書いておいて、W730Eシリーズの発売開始後すぐにW730Cシリーズが販売終了になってしまったらすみません(汗)
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