部屋のオシャレ度を確実に上げる!!4KブラビアX9000Cシリーズのレビュー
2015年秋モデルブラビア。
X9000Cシリーズの紹介です。
X9000Cシリーズの位置づけは、2015年春モデルのX8500Cシリーズの上位機種という扱いになると思います。
2015年春モデルの4Kブラビアからは、新たに、4K高画質プロセッサー「X1」が搭載されるようになりました。
4K X-Reality Proやトリルミナスディスプレイがより効果的に機能します。
4K高画質プロセッサーの「X1」は司令塔的な役割を果たしています。
X9000Cのサイズラインナップは55インチと65インチです。
・・・っていうかX9000Cはデザインがすごいんです!!!
デザインについては、後にとっておいて、いつも通り画質から解説していきます。
2016年春モデルブラビアとして後継機種とも言えるX9300Dシリーズが登場しています!
壁掛けのことを考えられた設計と、2016年春モデルブラビア最高画質が特徴です。
高画質機能
司令塔!4K高画質プロセッサー「X1」
4K X-Reality ProやX-tended Dynamic Range Pro、トリルミナスディスプレイといった高画質機能の効果を向上させるのが4K高画質プロセッサー「X1」です。
2015年春モデルブラビアから登場したパーツになります。
なので、現在「X1」が搭載されている機種は、X9400Cシリーズ、X9300Cシリーズ、X9000C、X8500Cシリーズの4シリーズになります。
4K高画質プロセッサー「X1」により、映像を分析する力がパワーアップしたことで、それぞれの機能がより効果的に動作するようになりました。
具体的にどう効果的なのかは、それぞれの項目で解説したいと思います。
4Kにアップスケーリングする高画質エンジン
ソニーの高画質エンジン「X-Reality PRO」を4Kテレビ用に改良した「4K X-Reality PRO」を搭載しています。
4K X-Reality PROはアルゴリズム処理の最適化や超解像技術により高画質を実現するソニー独自の機能です。
4K X-Reality PROの注目したい点は、4K画質ではない映像も4Kにアップスケーリングする点です。
例えば、フルハイビジョン(2K)画質の映像を、超解像技術により4K映像に変換してくれるということです。
X9000Cシリーズのように、大画面になればなるほど、4Kの効果が表れます。
また、4K高画質プロセッサー「X1」の効果で、従来よりも、アップコンバート後の映像を細い線で描けるようになりました。
BDや地上波などの映像が、今までより高精細な4K映像にアップコンバートされるわけです。
広色域を実現するトリルミナスディスプレイ
トリルミナスディスプレイが搭載されているX9000Cシリーズは通常のテレビよりも色域が広くなっています。
色域、つまり使える色が従来よりも多くなったことで、表現力豊かな映像を再現しています。
さらに、「X1」の力で、トリルミナスディスプレイの表示性能をより引き出すことができるようになりました。
画質に関しては、色域の広さや、コントラストに関する技術に注目して、テレビを検討するのが良いと思います。
速い動きの映像にも対応する技術
液晶テレビの映像は静止画の連続でできており、パラパラ漫画と同じ原理で表示されています。
通常は1秒に60コマです。
X9000Cシリーズでは、60コマの映像を補完する画像を新規に生成することで、1秒に120コマにします。
1秒間に120コマの映像によって、スポーツ番組などでも従来よりもなめらかな動きを実現しています。
これが「倍速機能」です。
加えて、モーションフローXR240というバックライトのオンオフを制御する機能との組み合わせで、1秒間に240コマ相当を実現しています。
モーションフローXR240は、バックライトのオンオフによって、1コマの体感を2倍にする機能です。
倍速機能と合わせて、通常の4倍のコマ数ということになります。
倍速機能とモーションフローにより、スポーツなどの速い動きはもちろん、アニメなど、もともとコマ数の少ない映像にも威力を発揮します。
4Kチューナー内蔵
2015年春モデルの4Kブラビアから、スカパーの4Kチューナーが内蔵されました。
今までの機種は、4Kチューナーが内蔵されていないので、スカパープレミアムサービスの放送を受信するためには、別途4Kメディアプレーヤーなどが必要ですが、X9000Cシリーズは本体に内蔵されているので、大丈夫です。
高音質を実現する技術
画質がフルHD→4Kにアップコンバートされたように、通常の放送の音などCD以上の48kHz/24bitにアップコンバートする機能がX9000Cシリーズには備わっています。
それが、DSEEという機能です。
このDSEEで音質がアップコンバートされ、4K X-Reality Proの効果で画質が良くなります。
Youtubeを見るとパソコンで見ていた映像と比べて、画質も音質も良くなっているので、ちょっとした感動を覚えるほどです(笑)
他にも、ソニーの高級オーディオ機器の技術を生かした「Clear Phaseテクノロジー」を採用しています。
振幅特性を平均化したため、自然でクリアな音が聞こえます!
バスレフ型スピーカー
X9000Cシリーズは、55インチと65インチのどちらもバスレフ型スピーカーを搭載しています。
バスレフ型スピーカーは、ヘルツホルム共鳴という原理で音を増幅しています(ビンに口を近づけて息を吹くと「ボー」っと鳴るアレです)。
一般的に低音域に強いです。
薄型というか薄すぎてもはや板状液晶テレビ
X9000Cシリーズの一番衝撃的な部分は、やはりデザインです。
最薄部で約4.9mm。
4.9センチじゃないですよ??4.9ミリです。
Xperia Tablet Z並みの薄さです。
なんならXperia Z4 Tabletの薄さは6.1mmなので、X9000CシリーズはXperia Z4 Tabletよりも薄いわけです。
まさかタブレットと液晶テレビを薄さで比較する日が来るとは思っていませんでした!(笑)
気になる強度
ここまで薄いと強度が気になります。
X9000Cシリーズは、導光板の材料を、通常使われるアクリルではなく、強度の高いガラスを採用しています。
導光板は、光の向きを変えたりする部品です。
X9000Cシリーズはエッジ型LEDバックライト(部分駆動)なので、エッジに配置されたLEDから出てくる光の向きを前面に変えるために使われています。
また、ソニー独自の特許構造で、補強のフレームなどの部品が必要なくなり、その分、薄くすることができたというわけです。
見た目的には不安ですが、わざわざ壊そうとしない限り大丈夫でしょうね(笑)
せっかくなら壁掛けも検討してみたい!
X9000Cシリーズは、スタンドがついた状態でも十分カッコいいですが、やはり薄さを生かして、壁掛けも検討してみたいところです。
X9000Cは壁掛けの場合もかなり考えられていて、壁と本体がかなり近くできるように設計されています。
通常のテレビだと、排気の関係で、テレビ本体と壁の間をある程度あけて設置しなければいけません。
X9000Cシリーズは、下から空気を吸って、上に排気する仕組みになっていて、壁に近づけても排気口をふさぐような構造にはなっていないため、
壁との距離が近くても大丈夫なのだそうです。
あえてダメな置き方を紹介すると、スタンド無しで壁に立てかけておくような置き方は給気口がふさがってしまうので、ダメです。
といっても、こんな風に利用するような人はいないと思いますが(笑)
壁掛けの仕組みのイメージとしては、壁に絵画をかけるような感じです。
絵画の場合は、釘とひもを使いますが、X9000Cシリーズは釘のかわりに壁掛け金具、ひものかわりに「U字」型の金属製の部品を使います。
また、何かの拍子に外れて落ちてこないように、簡単には外れない仕組みになっています(当たり前ですが)。
Android搭載
今までは、メニュー画面などはソニー独自のソフトで構築されていましたが、2015年春モデルから、Androidをベースにした機種が登場しました。
↑写真は、X9400Cシリーズです。
Androidが搭載されたことで、Android TVに対応したアプリをインストールすることができるのと、スマホ、タブレットとの連携機能が強化されました。
まだ、Android TV向けのアプリの数は、スマホ向けなどと比べると少ないですが、将来的に増えていくことが想定されます。
音声検索ができるタッチパッドリモコン
リモコンは、通常のリモコンと、タッチパッドリモコンの2種類が付属しています。
以前のモデルと違うのは、タッチパッドリモコンにマイクが内蔵され、Androidの機能で音声検索ができるようになったことです。
音声検索というと、うまく認識してくれない印象を持っている方もいるかもしれませんが、自分が試したところ、かなりの精度で正確に言葉を選んでくれました。
文字入力の手間はかなり省けそうです。
無線LANも11acに対応
現行のブラビアはどの機種も無線LANを内蔵していますが、X9000Cシリーズは、一番通信速度が高速な11acという規格に対応した無線LANを内蔵しています。
将来、4K映像配信が普及した時に、データ量が大きい4K映像をより安定して視聴することができるわけです。
ただ、11acは比較的新しい無線規格(2013年ごろ登場)なので、家で使っている無線ルーターが対応しているかどうかは確認したほうが良いと思います。
無線規格の11acについてもっと知りたい方には、バッファローのページがわかりやすかったので、紹介しておきます。
次世代高速Wi-Fi規格「11ac」でできること | BUFFALO バッファロー
ディスプレイサイズとラインナップ
X9000Cシリーズは、55インチ、65インチの2種類が用意されています。
2016年春モデルブラビアとして後継機種とも言えるX9300Dシリーズが登場しています!
壁掛けを考えられた設計と、2016年春モデルブラビア最高画質が特徴です。
55V型 KJ-55X9000C
外形寸法(cm)
幅×高さ×奥行[スタンド含む]:123.2x71.2x3.9[123.2x77.4x25.7]
X9000Cシリーズは生産完了となりました。
65V型 KJ-65X9000C
外形寸法(cm)
幅×高さ×奥行[スタンド含む]:145.1x83.5x3.9[145.1x89.7x25.7]
X9000Cシリーズは生産完了となりました。
X9000Cシリーズをオススメする理由!
X9000Cシリーズは、置くだけであなたのお部屋のオシャレ度を向上してくれること間違いなしです。
テレビとしての基本的な機能は、X8500Cシリーズとほぼ同じです。
4K高画質プロセッサー「X1」を搭載し、映像を高精細にする4K X-Reality Proや、以前よりも広色域を実現したトリルミナスディスプレイが搭載されています。
それと、ソニーのブラビアの最近の傾向としては、音質面の向上です。
X9000Cシリーズのスピーカーはバスレフ型スピーカーで、特に優れたスピーカーというわけではないのですが、入力された音を高音質に変換する「DSEE」という機能が搭載されています。
これは2015年モデルから登場した機能です。
やはり注目したいのは、その薄さです。
液晶テレビなのに、最薄部は約4.9mm!!
今までの液晶テレビの薄さをブレイクスルーした感じすらあります。
まず、見た目の想像以上の薄さに驚きますが、デザイン面の効果だけでなく、薄いことで映像への没入感が上がるという効果があります。
一般的なスマホやタブレットよりも薄い液晶部分を見ると、強度面が少し不安になると思います。
そのあたりはもちろん考えられていて、通常はアクリルの部品のところに強度の高いガラスを使用していたり、ソニー独自の特許構造で補強フレームが不要になったりしたことで、4.9mmという薄さが実現されています。
スタンドを使用して、ラックの上に置いて使うのもありですが、薄さを生かして壁掛けしてみるのも良いと思います。
デザイン的にかなり目を引くと思うので、リビングに置いたり、少し贅沢ですが趣味の部屋に置いたりすると、お部屋のオシャレ度を上げてくれると思います。
一緒にワインをどうぞ(笑)
X9000Cシリーズはカッコいい液晶テレビをお探しの方にオススメです。
また、X9000Cシリーズは壁掛けについても考えられている構造になっているので、壁掛けに挑戦したいと思っている方にも、オススメの機種になっています。
購入はぜひカトーデンキで!
KJ-55X9000C
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X9300Dシリーズがオススメです
デザインにすぐれたX9000Cシリーズは生産完了となってしまいました。
しかし、画質面で大幅にパワーアップした後継機種といえるX9300Dシリーズが登場しています。
壁掛けを考えられた設計と、2016年春モデルブラビア最高画質がX9300Dシリーズの特徴です。