ソニーの手ごろな4Kテレビ!4KブラビアX8000Cシリーズのレビュー
2015年秋モデルブラビア、X8000Cシリーズの紹介です。
サイズは49インチモデルのみとなっています。
X8000Cシリーズの位置づけとしては、フルハイビジョンテレビのW800BシリーズまたはW600Bシリーズを4Kテレビにしたようなモデルになっています。
3D非対応だったり、トリルミナスディスプレイや倍速液晶が搭載されていなかったりしますが、その分、価格も抑えられています。
以前は、フラッグシップモデルや上位機種だけだった4Kが、ミドルクラスの機種もフルハイビジョンから4Kにどんどん転換してきましたね!
4Kテレビとしては手ごろな価格と言えそう
X8000Cシリーズのサイズラインナップは49インチのみと、買い替えたい人向けに、この辺りのサイズのラインナップを充実させてきた感があります。
2015年11月現在、ブラビアの現行機種で、46インチ~55インチの機種は、11機種もあります(KJ-49X8000Cを含む)。
X8000Cシリーズは、49インチの4Kテレビとしては、ソニーストアで194880円+税と一番下の価格帯となり、本体価格が20万円を切る手ごろな価格となっています。
上位機種のKJ-49X8500Cは、ソニーストアの価格では219880円+税と、KJ-49X8000Cよりも2万5000円高くなっています。
X8000Cシリーズはこんな人にオススメ!
比較的手ごろな価格で、49インチの4Kテレビが購入できるX8000Cシリーズ。
4Kテレビの高精細な映像はかなり魅力的だと思います。
今まで見ていた映像がすべて4倍の解像度になるわけです。
とにかくBDなどを4K画質で視聴したい人や、趣味の部屋や寝室などに置く2台目としての購入がオススメです。
メインのテレビとして購入を検討するなら、X8500Cシリーズなどのほうが良いかなと思います。
高画質機能
司令塔!4K高画質プロセッサー「X1」
4K X-Reality ProやX-tended Dynamic Range Pro、トリルミナスディスプレイといった高画質機能の効果を向上させるのが4K高画質プロセッサー「X1」です。
2015年春モデルブラビアから登場したパーツになります。
なので、現在「X1」が搭載されている機種は、X9400Cシリーズ、X9300Cシリーズ、X9000Cシリーズ、X8500Cシリーズ、そしてX8000Cシリーズの計5シリーズになります。
4K高画質プロセッサー「X1」により、映像を分析する力がパワーアップしたことで、それぞれの機能がより効果的に動作するようになりました。
具体的にどう効果的なのかは、それぞれの項目で解説したいと思います。
4Kにアップスケーリングする高画質エンジン
ソニーの高画質エンジン「X-Reality PRO」を4Kテレビ用に改良した「4K X-Reality PRO」を搭載しています。
4K X-Reality PROはアルゴリズム処理の最適化や超解像技術により高画質を実現するソニー独自の機能です。
4K X-Reality PROの注目したい点は、4K画質ではない映像も4Kにアップスケーリングする点です。
例えば、フルハイビジョン(2K)画質の映像を、超解像技術により4K映像に変換してくれるということです。
X8000Cシリーズのように、大画面になればなるほど、4Kの効果が表れます。
また、4K高画質プロセッサー「X1」の効果で、従来よりも、アップコンバート後の映像を細い線で描けるようになりました。
BDや地上波などの映像が、今までより高精細な4K映像にアップコンバートされるわけです。
4Kチューナー内蔵
2015年春モデルの4Kブラビアから、スカパーの4Kチューナーが内蔵されました。
今までの機種は、4Kチューナーが内蔵されていないので、スカパープレミアムサービスの放送を受信するためには、別途4Kメディアプレーヤーなどが必要ですが、X8000Cシリーズは本体に内蔵されているので、大丈夫です。
高音質を実現する技術
画質がフルHD→4Kにアップコンバートされたように、通常の放送の音などCD以上の48kHz/24bitにアップコンバートする機能がX8000Cシリーズには備わっています。
それが、DSEEという機能です。
音質はDSEE
画質は4K X-Reality Pro
2つの機能で、音質も画質も向上してくれます。
Youtubeを見るとパソコンで見ていた映像と比べて、画質も音質も良くなっているので、ちょっとした感動を覚えるほどです(笑)
他にも、ソニーの高級オーディオ機器の技術を生かした「Clear Phaseテクノロジー」を採用しています。
振幅特性を平均化したため、自然でクリアな音が聞こえます!
バスレフ型スピーカー
X8000Cシリーズは、55インチと65インチのどちらもバスレフ型スピーカーを搭載しています。
バスレフ型スピーカーは、ヘルツホルム共鳴という原理で音を増幅しています(ビンに口を近づけて息を吹くと「ボー」っと鳴るアレです)。
一般的に低音域に強いタイプのスピーカーです。
Android搭載
今までは、メニュー画面などはソニー独自のソフトで構築されていましたが、2015年春モデルから、Androidをベースにした機種が登場しました。
↑写真は、X9400Cシリーズです。
Androidが搭載されたことで、Android TVに対応したアプリをインストールすることができるのと、スマホ、タブレットとの連携機能が強化されました。
まだ、Android TV向けのアプリの数は、スマホ向けなどと比べると少ないですが、将来的に増えていくことが想定されます。
音声検索ができるタッチパッドリモコン
リモコンは、通常のリモコンと、タッチパッドリモコンの2種類が付属しています。
以前のモデルと違うのは、タッチパッドリモコンにマイクが内蔵され、Androidの機能で音声検索ができるようになったことです。
音声検索というと、うまく認識してくれない印象を持っている方もいるかもしれませんが、自分が試したところ、かなりの精度で正確に言葉を選んでくれました。
文字入力の手間はかなり省けそうです。
無線LANも11acに対応
現行のブラビアはどの機種も無線LANを内蔵していますが、X8000Cシリーズは、一番通信速度が高速な11acという規格に対応した無線LANを内蔵しています。
将来、4K映像配信が普及した時に、データ量が大きい4K映像をより安定して視聴することができるわけです。
ただ、11acは比較的新しい無線規格(2013年ごろ登場)なので、家で使っている無線ルーターが対応しているかどうかは確認したほうが良いと思います。
ただ、対応していなくても、11acという規格が使えないだけで、無線通信はできます。
無線規格の11acについてもっと知りたい方には、バッファローのページがわかりやすかったので、紹介しておきます。
次世代高速Wi-Fi規格「11ac」でできること | BUFFALO バッファロー
ディスプレイサイズとラインナップ
X8000Cシリーズのサイズラインナップは49インチのみです。
49V型 KJ-49X8000C
外形寸法(cm)
幅×高さ×奥行[スタンド含む]:110.7x65.1x8.0[110.7x69.1x24.6 cm]
KJ-49X8000C
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ソニーストア価格:194880円+税~ 価格が変わっている可能性があります。 現在の正確な価格はソニーストアで ご確認ください。 |
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KJ-49X8000Cの詳細・製品情報 | |
KJ-49X8000Cのスペック表 | |
カトーデンキのKJ-49X8000C商品ページへ |
X8500Cシリーズもオススメです。
予算との相談になると思いますが、X8000Cシリーズの上位機種、X8500Cシリーズもオススメです。
X8500Cシリーズには、鮮やかな色を表現できるトリルミナスディスプレイと、コマ数を増やして滑らかな動きを実現できる倍速液晶/モーションフローがついているからです。
4Kテレビの購入を検討されているなら、一緒に検討してみてください!
あなたの部屋にも4Kテレビ!4KブラビアX8500Cシリーズのレビュー
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