所有できる人になりたい!ブラビア「Z9Dシリーズ」外観レビュー【2016年秋モデル】
11月に銀座ソニービルで開催中のIt's a SONY展を見てきました。
そこには、過去のソニーを代表するラジオ、ウォークマン、テレビなどが年代ごとに並んでいました。
今回紹介する「Z9Dシリーズ」は、将来同じようなソニー展があったときには展示されるだろうと感じる機種です。
予算を考えなければ、一番オススメできる機種になります。
「予算を考えなければ」と書いたのは、Z9Dシリーズは2016年のフラッグシップモデルであり、他の機種と比べ画質と価格ともに頭一つ以上抜け出ているからです。
予算とか気にせずにZ9Dシリーズのような良いモノを所有できる人になりたい!
自分はそういった気持ちになりました!(笑)
そんな気持ちにさせてくれる要素はソニーストアの「Z9Dシリーズ」特集ページにうまくまとめられています。
なので、あまり製品情報ページにないような写真を中心に、Z9Dシリーズを紹介していきます。
圧巻の100インチモデル!写真集
Z9Dシリーズは、65インチと75インチ、そして100インチのモデルがラインナップされています。
ソニーストア銀座ではZ9Dシリーズのすべてのラインナップが展示されているので、大きさを確認できます。
そのほかのソニーストアでは、65インチと75インチのモデルが展示されています。
Z9Dシリーズは、すべてのLEDバックライトを制御するなど、性能がぶっとんでいる機種(ほめ言葉)なんです。
中でも100インチモデルは、本体の大きさはもちろん、お値段も700万円+税(!!)となっています!
よくある写真
ソニーストア銀座(GINZA PLACE)の5階に鎮座するKJ-100Z9D。
「100インチ」を製品情報ページや写真で見るのと、目の前にあるのではやっぱり違います。
隣に立つと、自分の身長(約170cm)と同じ大きさのテレビというのは、やっぱりインパクトがありますね。
65インチと75インチのZ9Dシリーズはソニーストア名古屋で見たときに、画質に衝撃を受けました。
KJ-100Z9Dの場合、大きさと画質で衝撃を受けること必定です。
側面には最近のブラビアのトレンドであるラインが1本入っています。
色はベールゴールドです。
ちなみに、見ないとわからないテレビ下部にもちゃんとラインが入っています。
また、このラインの色は、テーブルトップスタンドの前面と同じ色になっています。
向かって左上にはちゃんと「BRAVIA」の文字が入っていました。
もうひとつ注目したいのは、画面とフレームの段差です。
直接みたところほぼないです。
テレビ中央の下には、SONYロゴと、動作状態をお知らせしてくれるLEDライトがあります(設定で消灯可)。
視聴距離をおおよそで計算すると、約195cm。
195cm以上離れて視聴すれば、精細感のある映像を楽しめます。
195cmより近づくと、だんだんざらつきを感じるかもしれません。
ちなみにKJ-100Z9Dを10cmくらいの距離で撮影した写真がこちら。
Z9Dシリーズの足元写真
ここからは本気で欲しい人は気になるであろう足元中心の写真です。
スタンドには2種類あります。
展示されていたのはフロアスタンドで設置したもの。
テレビ台の上に置くためのスタンドもあるので、設置するときに選ぶことができます。
展示機は、本体とスタンドのラインが少しずれていたのが、惜しいポイント。
スタンドを組み立てて設置するときは、細部までこだわりましょう!
右足。
後ろに見えているのは、背面カバーの一部です。
取って置いてありました。
左足。
パッと見た感じは、どこから電源をとっているかわかりませんよね?
アンテナ線やコードはスタンドの中を通る構造になっているため、かなり綺麗に隠されています。
両方の足からHDMIケーブルやアンテナ線、電源コードが出るようになっています。
スタンドの中にコードを通した後に、上からカバーをはめる仕組みです。
テレビ台の上に置くためのスタンドの場合は、すべてのコードが中央に集まる構造になっています。
こちらもカバーをかけることで、配線が目立たない構造になっています。
X9300Dシリーズから登場した構造です。
見づらいですが、テレビ本体下部にもちゃんとラインが入っています。
Z9Dシリーズの背面など
Z9Dシリーズは背面にも気遣いがあります。
格子状のデザインにすることで、HDMIケーブルやアンテナ線のカバーの切れ目が目立たないデザインになっているのです。
カバーをした後は、大きな凹凸はなくなるので、背面の掃除も楽です。
手入れのことを考えるなら、人が入れるくらいのスペースをあけて設置した方が良いかもしれません。
カバーを外した状態がこちら。
HDMIケーブルなどを接続した場合ここからスタンドの足へ向かい、スタンド内を通って外へ出ます。
写真上部を良く見ると、格子の線とカバーの切れ目が重なっているのもわかります。
端子は横方向に接続します。
壁と干渉しないのがポイントです。
テレビの面に向かって垂直に差す構造になっていると、設置した後に壁とのすきまの問題でケーブルの抜き差しがとても大変なことがあったりしますが、最近のブラビアはほぼ横方向(テレビの面と平行)に接続するようになっています。
Z9Dシリーズのぶっとび感とソニーのものづくり
ここ2年くらいで、ソニー製品の方針が変わってきた印象をなんとなく持っていたのですが、ソニービルのIt's a SONY展(歴代のソニー製品を展示中)にあった「頭がおかしいんじゃないかと思った製品群」(ほめ言葉)を見て、「同じような香り」を感じました。
展示してあった製品は「この時代にすでにこんなものを作ろうとしてたのか!!」というものばかりでした。時代の1歩も2歩も先に進んだ製品だったのです。
ブラビアやα、ウォークマンなどでも、今までの高級機種よりも値が張る超高級機種がどんどんでています。
値段は高いんだけれども「本物」。欲しいと思える製品群。
そういったものづくりの精神は、盛田昭夫のお父さんの教育方針からも感じられます。
「MADE IN JAPAN」~ソニーが「本物」を追求する理由
KJ-100Z9Dを購入するときに気をつけたいこと。
KJ-100Z9Dを撮影していたときのことを振り返ってみると、なかなか自分の家に置くという想像ができない製品でした。
憧れる製品ではあるのですが、今の自分では金銭的にも場所的にも買えないことが無意識的にわかるので、悩んだり想像したりというところまでいかないんですよね。
そこから、冒頭の「所有できる人になりたい!」につながってくるわけですが。
すでに「買うかどうか悩むことができる人」にお伝えしたいこと、注意点をリストにしてみました。
- 他社製品と比べても自信を持ってオススメできる
- 確実に話題にできる
- お披露目会をしても良いレベルの製品
- 搬入経路の確認(特にマンション)
- 視聴距離は約2m確保する必要がある
- ソニーストアが本当にお得
テレビは、なかなか他社製品との比較が難しく、好みの問題などもあります。
・・・がZ9Dシリーズは相当です。
休みの日なんかには、ソニーストアだけでなく、家電量販店の売り場に行ったりしますが、Z9Dシリーズは別格の印象です。
輝きを放ってます。
他社と比べて「とにかくこれは一番だ」というものをひとつ挙げるなら(他にもありますが)、やはりLEDバックライトシステムでしょう。
バックライトシステム「Backlight Master Drive」がものすごいです。
今までLEDをエリアごとのグループに分けて制御し、その分割数(グループ数)の多さを売りにしているメーカーもありましたが、Z9Dシリーズは全LEDをそれぞれ単独で制御しています。
分割数という言葉を使うなら、Z9Dシリーズの分割数はLEDの数と同じです。
それぞれのLEDの明るさを制御しているため、見本市などで、LEDバックライトシステムだけで、モノクロテレビのように映るというデモを行っていたくらいです。
結果として、明暗の表現力・コントラストが他のテレビと比べて格上の存在になってしまったのです。
そんなZ9Dシリーズですが、直販サイトの「ソニーストア」で購入するのが本当にお得だと思います。
75インチのZ9Dシリーズで検証した記事がこちらです。
ソニーストア VS 価格.com「KJ-75Z9D」で価格+サービス比較対決!
特に、受注生産のKJ-100Z9Dは直営「ソニーストア(ネットまたは店舗)」で買うのが間違いがないと思います。
変なところ(おっと失礼)で買うと、保証面の不安だけでなく、重量の問題(本体だけで約118kg)もありますし、設置までにトラブルが起きそうです。
正直な話、自分は「お客様の118kgの700万円のテレビ」を運びたくないです・・・。無事に設置できる自信がないので。
55インチのX9350Dでもそれなりに大変なのに・・・とか思ってしまいます(笑)
>>ソニーストア「Z9Dシリーズ」スペック表
↑外形寸法や質量、消費電力などがわかります。
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2016/12/05