記録から表現へ。単焦点レンズ「SEL50F18」で初心者からステップアップ!
デジタル一眼カメラを購入して、いろいろ撮影して、操作にも慣れてくると、どんどん「すごい!」「うまい!」「キレイ!」と言われるような写真を撮りたくなってくると思います!
しかし、なんとなく撮影していても「ただの記録」になってしまいがちです。
記念写真なんかは、全体的にピントがあっていたほうが良いですが、ペットや人物を撮影するとき「ちょっと背景をボカして被写体を強調」したいときありますよね?
背景をボカしたり、構図を勉強したりするのに良いのが、今回紹介する単焦点レンズ「SEL50F18」です。
2本目,3本目のレンズとしてはド定番と言われるようなレンズのひとつです。
SEL50F18の特徴とオススメポイント、使い方などをソニーストア名古屋で撮影させていただいた写真とともに解説していきます!
単焦点レンズ「SEL50F18」の特徴
- 単焦点レンズ
- ボケを出しやすい
- 明るいので、暗いところでも使いやすい
- 人物やペット、花などの撮影にオススメ
- お手頃な価格帯
単焦点レンズ
SEL50F18は焦点距離が50mm固定のレンズです。
つまり、ズームができません!
「いやズームできないなら、ズームできるレンズのほうが良いに決まっとるがや」
自分は初めて単焦点レンズの存在を知ったときにそう思いました(笑)
単焦点レンズはズームできない代わりに「明るくて表現力がある」レンズになります。
特に明るさの部分が特徴です。
具体的には、暗いところでも手ぶれしづらかったり、キレイなボケがある写真を撮影できます。
自然と写真が上達するレンズ
単焦点レンズはズームできません。
これが写真の上達には良いほうに働くことがあります。
カメラではズームできないので、自分の足でズームしなければいけないからです。
自然と足を動かすことになるので、構図について考えることが増えます。
つまり足と頭を動かさないといけないレンズなんです。
ズームレンズになれてしまっていると、買う前は面倒そうだなと思ってしまうかもしれませんが、
綺麗なボケのある写真が撮影できるのがわかれば気にならなくなりますよ!
綺麗なボケを作れる
ボケを作れると何が良いのかというと、写真の中で見て欲しいものを強調することができるという点でしょうか。
なので「これ面白いよね」「これは綺麗だった」と撮影するときに、うまくボケを使えば、より印象的な写真を撮ることができます。
俳句のように「記録」ではなく「表現」の世界です。
ちなみにズームレンズでもズームすることでボケを作ることができます。
ただ、すぐ近くにいる子供やペットの写真を撮影するのには向きません。
ズームレンズでピントを合わせるにはある程度距離が必要だからです。
では近くのものを背景をぼかして撮るためにはどうすればいいのか?
単焦点レンズを使えば良いんです!
F値と被写界深度
SEL50F18は、F値が1.8のレンズです。
F値は絞り値とも呼ばれます。
つまり、レンズを通る光の量を調整する際にいじる値です。
F値が大きいほどレンズからセンサーへ進む光の量は少なくなります。
大きく絞るので、光の通る道が狭くなるからです。
F値を小さくすると被写界深度は浅くなります。
被写界深度は、簡単に言えばピントが合う範囲(奥行方向)のことです。
被写界深度が深いとピントが合う範囲が広く、被写界深度が浅いとピントが合う範囲が狭いということです。
被写界深度を浅くした状態で撮影すると、ピントが合った物や人の前後に映るものはボケます!
スマホなどでは撮影しづらい印象的な写真をとることができるわけです。
F値を変えたときの具体例1
上から順にF値が大きい順に並べてあります。
後ろの背景をよく見てもらうと、ボケが大きくなっているのがわかると思います。
F値を変えたときの具体例2
背景をボカすという使い方だけではありません。
同じくらいの位置にある対象物を片方ピントを合わせて片方ぼかすというように撮影することもできます。
黄色い花と緑の花、どちらもピントが合っています。
花全体にピントが合うようにF値を調整(少し大きめに)して、被写界深度を深くしています(ピントが合う幅が広い)。
黄色い花にピントが合っていて、緑の花はボケています。
上の写真とは逆に、F値を小さくして、被写界深度を浅くすることで、黄色の花にはピントが合うけれど、緑の花はボケるように設定しています。
明るいレンズ
SEL50F18はF値が1.8なのでいわゆる明るいレンズになります。
たとえばα6000のパワーズームレンズキットのレンズはF値3.5-5.6です。
ズームレンズのF値が3.5-5.6など範囲で示されているのは、ズームによってF値が変わってくるからです。
数字だけ見ると、1とか2違うだけと思ってしまうかもしれません(その違いが大きい訳ですが)。
F3.5ではレンズを通してセンサーに入ってくる光量はF1.8の約4分の1です。
つまり、F1.8のほうが4倍光をとり込めるわけです。
取り込む光量が多いと良い点
レンズを通過する光量が多いと良いメリットはいくつかあります。
- 大きなボケを楽しめる
- 夜や室内など暗い場所でも撮影しやすい
- シャッタースピードが速いので手ぶれしづらい
レンズを通過する光量が多いということは、必要な量の光がセンサーに集まるまでの時間が短くてすみます。
つまりシャッタースピードが早いです。
また、暗い場所や室内でも明るい写真を撮影出来ます。
人物やペット、花などの撮影にオススメ
室内でお子さんやペットを撮影するときはもちろん、散歩のお供に持ち歩いて花やちょっとした面白いものなんかを撮影するのにとても便利です。
写真を撮影するときに意外と面倒なのが、画面内に入り込んでくる小物。
部屋の中にはあまり写したくないものも結構存在しますよね?
せっかく可愛いペットの雰囲気のある写真が撮影出来たと思って、画像を確認してみたら、近くに置いてあった新聞が入り込んでしまっていて「日本の経常収支~」とか文字が読めてしまうと、写真として「もったいない」です。
単焦点レンズを使って、対象にピントを合わせて背景をぼかせば、たとえ少しくらい部屋が散らかっていても見せたくないものは見えなくすることもできます(笑)
そういう意味でもあまり気張らずに撮影できるのがSEL50F18のひとつの魅力と言えるかもしれません。
SNSへのアップロードも簡単に可能!
α6000などαシリーズの機能を使えば、スマートフォンに写真をすぐ転送できるので、InstagramやFacebookなどに手軽にデジタル一眼カメラで撮影した写真をアップすることができます。
ほとんどの人がスマホで撮影した写真をアップしていますが、スマホでは綺麗なボケが出た写真は撮影しづらいですからね。
お手頃な価格帯
SEL50F18が2本目、3本目のレンズとしてオススメされる理由の一つに価格が手ごろという点があります。
写真は凝りはじめると、広角や望遠、マクロなど、どんどんいろんな種類のレンズが欲しくなってきます(レンズ沼なんて言ったりしますが)。
初心者をレンズ沼へ引きずり込む第一歩として用意されたのではないかと思ってしまうくらい、SEL50F18はコストパフォーマンスが良いレンズなんです(おそろしい!)
書き方は悪かったですが、それだけ良いレンズということです。
SEL50F18はソニーストアの価格だと28,000円(税別)と書かれていますが、後で紹介するクーポンなどを使えばもっと安くなります。
ソニーストアでSEL50F18を買う
シルバーは「入荷次第出荷」になっているかもしれません。
ブラックはすぐ出荷される状態になっていると思います。
購入ページを見ていただければわかりますが、ソニーストア(直営店・通販サイト)の価格は28,000円(税別)です。
ただ、クーポンを使うことで10%引きされます。
Sony Bank WALLETを使えば、さらに3%引きで購入できます。
ソニー製品が常に3%引き!? Sony Bank WALLETのお得な作り方と注意点
今後ソニーストアのαアカデミー(写真撮影講座など)に参加したいと考えていらっしゃる場合は、一緒にαあんしんプログラムに加入するとお得になります。
SEL50F18Fもあります
今回紹介しているのはSEL50F18ですが、末尾にFがついたSEL50F18Fもあります。
ちょっとややこしいですよね?
いろいろ違いはあるのですが、本当に大雑把に書くと、APS-Cのレンズなのか、フルサイズのレンズなのかという違いです。
- SEL50F18 → APS-C
- SEL50F18F → フルサイズ
末尾の「F」は「フルサイズ」のFです。
今α6000などセンサーサイズがAPS-Cの機種を使っている方でも、将来、α7シリーズなどフルサイズのカメラを考えている場合は、SEL50F18Fを検討するのが良いかもしれません。
というのも、APS-Cのレンズをフルサイズ機で使うと中心部以外は黒くなってしまいますが、フルサイズのレンズをAPS-C機で使っても大きな問題はないからです。
[sony name=SEL50F18]
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2019/02/01