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直下型LEDのコントラストと映像美!「X9000Eシリーズ」レビュー【2017年春モデルブラビア】


X9000Eシリーズは、大画面でもベゼルをすごく狭くしたことでスリムかつ美しいデザインのブラビアです。

さらに直下型LEDバックライトを搭載して映像の美しさも追求したモデルにもなります。

前モデルの「X9300Dシリーズ」が同じようにベゼルを狭くしスリムデザインかつ高画質、壁掛け推しでした。
X9000Eシリーズは直下型LEDですが、コンセプトとしては同じようなポジションになります。

2016年春モデル4Kブラビア最高画質。X9300Dシリーズレビュー!

「X9300Dシリーズ」は薄型デザインなので、壁掛けにしたときの美しさを最も感じることのできるモデルでした。

「X9000Eシリーズ」も壁掛けはオススメです。理由は記事内で詳しく触れていこうと思います。

ソニーストア「X9000Eシリーズ」製品情報ページ

X9000Eシリーズに搭載されている高画質機能

4K高画質プロセッサー「HDR X1」搭載

「4K X-Reality Pro」や「X-tended Dynamic Range Pro」「トリルミナスディスプレイ」といった高画質機能の効果を向上させるのが4K高画質プロセッサー「HDR X1」です。

高画質を実現するために、高画質機能を細かくコントロールして色合いやコントラストを調整して美しく描画します。

それぞれの高画質機能は別々に解説していこうと思います。

高コントラストを実現する「X-tended Dynamic Range PRO」

X-tended Dynamic Range PRO(エクステンディッド ダイナミックレンジ プロ)と、直下型LEDバックライトと連携し、明るい部分の輝度を最大限に高めることで明暗をはっきり表現できます。

ちなみに、画像のX-tended Dynamic Range PRO|5×の"5×"とは、X-tended Dynamic Range PRO非搭載モデルと比べて、約5倍のコントラストを体感できるという目安の値になります。

今までは、5xといった数値はなかったので、よりわかりやすい表現になりました。

正直な話、単体で見てもZ9D以外は違いがわかりにくいです。
ソニーストア名古屋や展示会などで、いくつかブラビアが並んでいるのを見ると、コントラストに違いがあるのがよくわかります。

バックライトは直下型LED部分駆動

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直下型LEDとは、液晶パネルのすぐ後ろにLED光源を配置する方法です。

直下型の場合、液晶画面の面積に応じて必要なLEDの個数が増えます。

その分コストと消費電力が多くなります。

また、エッジ型と比べて、LEDライトを液晶パネルの後ろに配置しなければいけない分、本体は厚くなります。

といっても以前の直下型の液晶テレビよりもだいぶん薄くなりました。

バックライトについては、別途記事をまとめているので、下記を参照してください。
ブラビアのLEDバックライトの違いについて

直下型のメリット

直下型のメリット、それはもちろん高画質(高コントラスト)の実現です。

LEDライトを細かく制御できるので、同じ画面でも、明るいところはON。暗いところはOFFにすることで、明暗差(コントラスト)をはっきりさせることができます。

コントラストをしっかり表現できると、色合いにも良い影響があります。

具体的には、「黒浮き」を抑制できます。

「黒浮き」とは「黒」が「黒」として表示されず、白っぽい黒になることを言います。

黒に少しもやがかかったようなイメージです。

色は黒を基準に決められているため、黒がずれてしまうと、そのほかの色の正確な再現が困難になります。

エッジ型よりLEDが多い直下型は制御できるLEDの数も多いので、「黒浮き」を防ぎやすいということです。

部分駆動について

部分駆動というのはLEDバックライトのオンオフをエリアまたはLEDごとに制御することを表しています。
ローカルディミングとも言います。

直下型のメリットのところで書きましたが、液晶テレビが高画質な映像をうつすためには、「黒浮き」を防ぐ必要があります。

映像の「黒」の部分に強く光が当たると「黒浮き」してしまいます。

「黒浮き」を防ぐために、バックライトのオンオフを調整し、暗い部分はバックライトを弱めるまたは当てないように制御しているわけです。

より細かく制御できるほうが優秀なのですが、どれくらいの精度でエリア分割をしているかといった情報はスペック表には載っていません。
公開されている機種はソニー・他社含めてほぼないです。

HDR対応/HDRリマスター

HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しています。
HDRは通常の放送などで使われているSDR(スタンダードダイナミックレンジ)よりも広い範囲の輝度情報を扱うことができます。

より明るい色とより暗い色の情報に対応しているわけです。

SDRでは黒つぶれしてしまったり、白飛びしていた部分が、しっかりとデータとして残っているのがHDRです。

コントラストの表現力があるX9000EシリーズはHDR映像を存分に楽しめる機種です。


HDR信号対応と言っても、現在、NETFLIXなどのVOD(インターネットビデオ配信サービス)を利用したり、PS4で遊んだりしないとHDR対応の真価を発揮することができません。

ですが、X9000EシリーズはHDRリマスターを搭載しています!

HDR映像ではない、テレビ放送やブルーレイの映像もHDR相当のコントラストに引き上げてくれる機能です。

もちろん、もとからHDRの映像を見るほうが画質としては上ですが、
HDRリマスターによって、通常の地デジ放送なども画質が上がるのが嬉しいところです。

トリルミナスディスプレイで多くの色を再現

トリルミナスディスプレイにより、従来のLEDよりも使える色が増えています(広色域)。

一口に「赤」や「青」と言っても色々な「赤」や「青」がありますよね?

例えば、夕日のシーンには、様々な「赤」「オレンジ」があります。

「トリルミナスディスプレイ」は色域が広い、つまり、使える色鉛筆の種類が多いので、より表現力があるわけです。

Super Bit Mapping 4K HDR(スーパービットマッピング 4K エイチディーアール)

Super Bit Mapping 4K HDRは、色と色の境を滑らかにする機能です。

例えば夕焼けの映像などで、太陽からの光が太陽を中心に筋状になってしまうことがあるのですが、
Super Bit Mapping 4K HDRは階調表現を14bitに高めることで、そういった現象を抑えてくれます。

具体的には地デジやブルーレイディスクが8bit。
HDRが10bitです。

HDRの10bitを超える14bitに変換するのでSuperなんです!

超解像エンジン「4K X-Reality PRO」搭載


「4K X-Reality PRO」が搭載されていることで、今までの見ていた映像を4K画質へアップコンバートしてくれます。

フルHD以下の映像から4Kへアップコンバートするデータベースと、4K映像を高精細化するデータベースをそれぞれ持っています。

フルHD以下の映像を4K映像にアップコンバートするとノイズが発生したり、輪郭がボヤっとしてしまう可能性があります。

データベースにはノイズを低減させたり、輪郭をしっかり描くための情報が入っているため、綺麗な映像を楽しめます。

映像をなめらかにする「モーションフローXR480」と「倍速駆動パネル」

液晶テレビの映像は静止画の連続でできており、パラパラ漫画と同じ原理で表示されます。

通常は1秒に60コマです。

X9000Eシリーズでは、60コマの映像を補完する画像を新規に生成することで、1秒に120コマにします。

1秒間に120コマの映像によって、スポーツ番組などでも従来よりもなめらかな動きを実現しています。

これが「倍速駆動パネル」です。

加えて、モーションフローXR480というバックライトのオンオフを制御する機能との組み合わせで、1秒間に480コマ相当を実現しています。

モーションフローXR480は、バックライトのオンオフによって、1コマの体感を4倍にする機能です。

倍速機能とモーションフローにより、スポーツなどの速い動きはもちろん、アニメなど、もともとコマ数の少ない映像にも威力を発揮します。

ソニーストア「X9000Eシリーズ」製品情報ページ

X9000Eシリーズに搭載されている高音質機能

スピーカーにはバスレフ型スピーカーを搭載

bassreflex
X9000Eシリーズにはバスレフ型スピーカーが搭載されています。

バスレフ型スピーカーは、ヘルツホルム共鳴という原理で音を増幅しています(ビンに口を近づけて息を吹くと「ボー」っと鳴るアレです)。
一般的に低音域に強いです。

音をアップコンバート!「DSEE」

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X9000Eシリーズには、音をCD音源より上の48kHz/24bitに変換する「DSEE」が搭載されています。

ネット動画やテレビ放送など、圧縮された音源の失われたデータを補完する機能です。

高品質なスピーカーを活かした「消画」機能

これはテレビ画面を消した状態でもスピーカーから音だけを流すことができる機能です。
台所で料理をしているときなど、リビングの映像は見えないけれど、音だけ聞きたいときなどに使えます。

もちろん消画モード中は消費電力が抑えられます。

声を聞き取りやすくする機能「ボイスズーム」

この機能で全体の音をそのままに人の声量だけ変更することができます。

周りの音が大きくて聞き取りづらかった声が、この機能で聞き取りやすくできるので、便利な機能です。

逆に声が大きすぎる場合は小さくすることも可能です。
スポーツ中継などで実況と解説の音量を小さくして観たい場合などにも使えます。

自然な音に近づける「Clear Phase」

ソニーの高級オーディオ機器にも採用されている音響補正機能が「Clear Phase」です。

振幅特性のレベルを平滑化することで音の高低によって生まれる荒い部分を補正し、より自然な音を楽しめるという機能です。

音質劣化を少なくするデジタルアンプ「S-Master」 / バーチャルサラウンド「S-Force フロントサラウンド」

ソニーのウォークマンにも搭載されている小型のデジタルアンプ「S-Master」をテレビ用に最適化して搭載しています。

S-Masterはデジタル信号からアナログ信号へ変換するときのロスを軽減し、失われる情報量を限りなく少なくする機能です。

S-Masterによって音質劣化することなく音を再現できるということですね。

バーチャルサラウンド「S-Force フロントサラウンド」

マルチサラウンドスピーカーシステムをバーチャルにスピーカーで再現したのが「S-Force フロントサラウンド」です。

バーチャルサラウンド技術で、5.1chの中にいるような立体的な音響空間を作り出すことができます。

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デザイン(ソニーストア名古屋先行展示の実機写真あり)


(画像:65V型)

ソニーストア名古屋で壁掛けされている「X9000Eシリーズ」の65V型です。

ベゼルがすごく狭いので、映像の迫力はかなりのものです。

テレビ本体の左上には「BRAVIA」ロゴがあり、フレームはツートンカラーになっていて少し横の角度から見ても美しいデザインになっています。

また音質を上げるために、サウンドバーを設置してみるのも良いかもしれません。


(HT-CT790)

ソニーストア名古屋の65V型では、HT-CT790を組み合わせていました。

2.1chのワイヤレス構造で、4K/HDRに対応した薄型サウンドバーなので、一緒に壁掛けする場合の相性は良いです。

X9000Eシリーズを壁掛けする場合、薄型のサウンドバーと組み合わせると、音に力を入れながら見た目もスッキリと配置できます。


(画像:49V型)

49V型でもベゼルが狭いので、実際の画面サイズ以上に映像の迫力を感じました。

テーブルトップで設置する場合でも、スタンドにも工夫がしてあります。

配線がごちゃごちゃ見えるとあまりカッコよくないですよね?
特にソニーは、デザイン面では、視聴時に目に入ってくるものに対して、こだわりを持っている印象です。

X9000Eシリーズのスタンドは、配線を隠すことができるようになっています。

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Android機能について

リモコンの音声検索機能が進化してもっと使いやすくなりました。

音声検索でYoutubeや放送番組・録画番組を検索できるのに加えて、録画や予約というキーワードにも対応しました。

録画や予約というキーワードを音声入力すると、録画予約画面を検索結果として表示して予約を簡単に行うことができるようになります。

話しかけるだけでスムーズに操作できる便利な機能です。

Android搭載なので、様々なアプリをコンテンツに追加して利用することもできます。

4KとHDRの映像にも対応しているので、ビデオ配信サービスのアプリを登録すれば、
4K/HDRの映像を楽しめたりします。

Androidを搭載しているため、Amazon Fire TVなどのスティック型の端末などが必要ありません。

Amazonプライムビデオをブラビアで視聴する方法!とデバイス登録を解除する方法

起動中のアプリを切り替える機能(タスク切替)と小画面機能を搭載しています。

今見ている番組で疑問に思ったら、その番組を小画面にして視聴しながらブラウザで音声検索することができるようになりました。

リモコンのホームボタンを長押しすると、起動中のアプリを切り替える機能も搭載しました。

またホーム画面でも後ろに番組が流れるようになりました。

チャンネルポンが復活!リモコンから見たい番組をすぐに視聴できます

Android非搭載のブラビアには搭載されていた機能「チャンネルポン」
Android搭載モデルは非搭載でした。

しかし今回、2017年春モデルのブラビアから「チャンネルポン」が搭載されました。

電源OFF時から見たいチャンネルボタンを押すと、電源をつけながらダイレクトに指定のチャンネルに移動できる便利な機能です。

ブラビアユーザーは何気なく使っている機能なので、違うメーカーのテレビを操作する機会があったときに「あれっ!?」となる機能ですね(笑)

X9000Eシリーズをオススメする理由!


X9000Eシリーズは、直下型LEDを採用した高画質なモデルになります。

49インチ、55インチ、65インチの3モデルがあります。

どのサイズで比較対象になっても、総合的に上位またはミドルクラスになる機種です。

49インチで画質にこだわる、55インチ、65インチでホームシアターシステムを持っているならX9000Eシリーズがファーストチョイスになる人も多いはずです。

直下型LEDということで、映像の輝度や部分駆動に強みがあります。

ただ、直下型は構造上、本体が厚くなりがちですが、X9000Eシリーズはコンパクトにまとまっています。
ソニーの公式ページを見てもわかりますが、X9000Eシリーズは壁掛けにもオススメされるほどです。

画質においては、ブラビアの上位モデルと比べると性能は少し劣ってしまいます。
ただ、4K高画質プロセッサー「HDR X1」などの高画質機能を多く搭載しているため、4K映像・HDR映像、PS4のゲームを楽しみたいという方には十分オススメできる機種です。

PS4をHDRで楽しむ方法!機器選びからHDR画質で遊ぶまでの手順

壁掛けスタイルをオススメする理由!


重量も含めてスリムなので、X9000Eシリーズは壁掛けスタイルに相性がいいモデルです。

壁掛けされることが想定されている機種なので、壁に掛けたときにしっくりと収まります。
また、ベゼルが狭いことで「絵画」を壁に掛けているような雰囲気もあります。

実際、ソニーストア名古屋ではフォトコンテスト入賞作品が壁掛けされたブラビア(X9000Eシリーズではないですが)にスライドショーで表示されるなどしています。

配線も壁の中に隠蔽すれば、まさに映像が宙に浮いているようなイメージになります。

ソニーから新しく横方向の角度を調節できる壁掛け金具が登場しました。
手で押せば、10度ずつ見える角度を変えることができます。

壁掛けを考えていて、新しいブラビアを求めるならオススメな機種です。

カトーデンキなら壁掛け工事とテレビをセット購入できます

カトーデンキでは壁掛け工事とブラビアをセットで購入していただくことが可能です。

またソニー純正の金具以外にも、上下方向の角度調整や、アーム型の金具などでの施工もしています。
配線の隠蔽には力を入れているので、興味のある方は下のリンクからお問い合わせください。

https://ekisyoutv.net/kabekake
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ディスプレイサイズとラインナップ

X9000Eシリーズは、49V型・55V型・65V型のラインナップです。

49V型 KJ-49X9000E

mitsumori ソニーストア価格239,880円+税~
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KJ-49X9000Eのスペック表
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カトーデンキでブラビアを買うメリット

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55V型 KJ-55X9000E

mitsumori ソニーストア価格319,880円+税~
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65V型 KJ-65X9000E

mitsumori ソニーストア価格439,880円+税~
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      2019/02/01

 - ブラビアのラインアップ