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Android TVと起動時間と待機電力

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2015年春モデルブラビアの大半の機種にAndroidが搭載されました。

具体的には、X9400Cシリーズ、X9300Cシリーズ、W870Cシリーズの3シリーズ9機種です。
W700Cには搭載されていません。

今回は、Android TV搭載によって、アプリ以外で変わったことを書きたいと思います。

2014年モデルまでは、「高速起動」という機能がカタログで説明されていましたが、2015年春モデルからは高速起動の説明がなくなってしまいました。

高速起動がカタログからなくなった理由

高速起動というのは、電源をつけてから1秒前後で操作可能な状態にする機能で、使いこなすととても便利な機能でした。
ブラビア「高速起動」の設定方法

2015年春モデルブラビアから高速起動がなくなったのは、高速で起動できなくなったわけではありません。

Androidが搭載され、以前と比べて、高速に起動できるようになったためです。

ところが、少し落とし穴というか注意しなければいけない点があります。

電源が切れている状態について

Android TVが搭載された2015年春モデルブラビアは、リモコンで電源を切っても、完全に電源が切れる状態にはなりません。
主電源まで落ちないのは、今まで通りと言えば今まで通りなのですが、Android TVが搭載された機種が今までと違うのは、リモコンで電源を切っても、裏でAndroidが動いているという点です。

まとめると、画面の電源は切れていて、裏でAndroidが動いているパターン。
もう一つは、完全に電源が落ちているパターンです。

リモコンのボタンなどで画面を暗くする場合は、Androidが裏で動いているパターンです。
普通に使うならこの状態が多いでしょう。

Androidが裏で動いている状態だと、テレビの起動が早いというわけです。

完全に電源を落とすと起動に時間がかかる

完全に電源を落とすと、起動するさいにAndroid OSを立ち上げるため、結構時間がかかります。

XperiaなどのAndroidが入ったスマホやタブレットを持っている方はよくわかると思いますが、感覚的にはだいたい1分~2分といったところでしょうか。

ソニーストア名古屋で写真を撮らせてもらっていたときに、挙動が少しおかしかった試作機が、勝手に再起動し始めたので、ラッキーと思い写真を撮りました(笑)

DSC09665

KJ-55X8500CがAndroidから立ち上がっている様子です。

DSC09666

試作機の仕様かわかりませんが、時間が初期化?されています。

DSC09667

ホーム画面が表示されました。
時計は正しい時間を表示しています。

気になる消費電力

Androidが裏で動いているとなると、消費電力がすごい大きくなりそうな雰囲気がしませんか?

実際、待機時(テレビをつけていないとき)の消費電力は、前のモデルとくらべて、大きくなっています。

代表として、KJ-65X9300C(2015年春モデル)とKD-65X9200B(2014年モデル)を比較してみました。

機種 KD-65X9200B(2014年) KJ-65X9300C(2015年春)
消費電力(W) 319 311
待機電力(W) 0.15 0.5
年間消費電力量(kWh/年) 282 295

全体的な消費電力は微増のようです。

Android搭載によって、待機電力が高くなったような雰囲気はありますが、Androidが搭載されていないW700Cシリーズの待機電力も、同じく0.5Wです。
つまり、Androidに関係なく、2015年春モデルは2014年モデルよりも少しだけ電気を使う仕様になったようです。

ただ、いつも主電源から切って、待機電力をゼロにしていた方には、2015年春モデルブラビアは不親切な仕様になっていると言えます。

消費電力と年間消費電力量の違いについては以下の記事をご覧になってください。
テレビの選び方~「消費電力」と「年間消費電力量」

KJ-75X9400C

X9400C
mitsumori
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      2015/06/06

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